今回で2回目となる本格的なSlope Styleコンテスト。
昨年の上越国際スキー場から白馬へとロケーションを移しての開催となった。

コルチナの1本松コースに設営されたコンテストパークは全長約550mの飛び重視のセッティングで、
上部からレールスパイン(長さ8m・高さ1.25m)〜キンクレールステップダウン(長さ1.5+3.5mと高さ2.5mキッカー)
〜テーブルトップ(高さ4.5m・長さ16.5m)〜レフトヒップ(想定飛距離25mオーバー)
〜ライトヒップ(想定飛距離25mオーバー)〜ラージステップダウン(高さ5m・長さ18m)が配置された。

これら恐るべきアイテム群をプロデュースしたのは、カリフォルニアのSNOW SUMMITのプロデューサーであり、
X-Gameをはじめとするビッグイベントのコースをデザインしたクリス・ガナーソンとマイク・ビネルの2人。
彼等はこの恐るべきコースに「盆栽ラン」と言う脳天気な愛称をつけたらしいが、ライダー達に
そんなワビ、サビを感じるなんて絶対ムリだと思うぞ。

ちなみにこのコース、大会後はデチューンされ一般ライダーにも解放されているので、
命の惜しくないヤツはど〜ぞお試しあれ。

さて、今大会。
当初から数々のビッグネームの出場が予定され、大会前評判は「ヤバイでしょう」の一言だったのだが・・・


2/24(土)天気:大雨

雨である。2月の白馬なのに大雨である。
今シーズンは暖冬なとの予報を裏切るドカ雪の連続だったのに、ここに来て雨である!
いったんは公開練習が始まったものの、30分も経たないうちに当日のコンテストは中止!
当日行なわれる予定だった予選も含めて翌日に持ち越しとのこと。

大会中止を予想して公開練習の時間中も朝メシを喰ってた外人ライダーはイイとして、
大会を見に来たファンはたまらない。
降ってるのが雪だって言うならまだしも、大雨の中滑ろうなんて酔狂な人は少なく、
ホテルのロビーは一瞬にして難民キャンプ状態。

・・・が、その難民達に降り注いだものは・・・
今回のオフィシャルホテルとなったグリーンプラザはロビーが吹き抜けになっており、
行き場を失ったファンのためにライダー達がステッカーを撒き始めた。
当然、降って来るレアものステッカーにロビーはヒートアップ。
ついには着ているものやゴーグルを投げるライダーも出始め、ホテル側が事故を心配し始めたその時だった!

やっぱりやらかしたのは某Fチーム。
まさかとは思ったけど、2Fから板(当然来期モデル)を落としやがった!(笑)
落とした本人はケガをしないようにフワリとやったつもりだろうが、怖いのは殺到する群集心理と将棋倒し。
何とか事なきを得たものの、これにはホテル側もびびってしまい、さすがにモノばらまきも打ち切り!

ちなみにこの板。
飛びついたひとりがエッジでやられたと思われる流血を見せたが、比較的平和にじゃんけんで決着をつけた模様。
後でその板を抱えて歩いていた兄ちゃんと話をする機会があったのだが、例の流血野郎じゃなかったと言うことは、
彼は泣くに泣けない結果だったのだろう。(お〜い、流血してた君ぃ〜、メール下さい。残念賞として4-SNOW BOARDERSの
オリジナルステッカーをあげます!ついでに板をゲット出来た幸運な君もイイ奴だったから連絡ください。
君にもステッカーをあげたいぞ!)

午後からはこの日唯一の公式行事となったサイン会だったのだが・・・続々とサイン
会場へ運ばれるビール・・・きっと会場は凄いことになるんだろうなぁ。


サイン会をバックれ、レストランで飲んだくれてるピーター・ライン。

おっと、その前に大御所ピーター・ラインの動向を紹介しておこう。
ピーターったら、いきなりサイン会をバックれてレストランで食事とってたぞ。(もちろん周囲にはサインをねだるファンの群れ)
で、膝のケガは聞いてたけど、肘もケガしているらしく大会には出場はしない・・・
って何しに来たんだ、このお方。本人によると「膝は手術をしたけど、肘はしてないよ。」だって。


左:ピーター・ライン、中央:ケビン・ジョーンズ、右:タラ・ダキデス、手前:マイク・ページ

ケビン・ジョーンズ
NEWSでも書いた通り、やはりForumへの移籍は間違いなさそうだ。
Forumからシグネチャーモデルは出すのかどうか尋ねると、やはりこれも笑いながら「maybe」と答えてくれた。
話の流れからすると「たぶん出すよ。」と言う意味で訳せるのだが、どうなるか今後要チェキだな・・・。
まぁケビン程の大物が移籍したらシグネチャーは絶対に出すと思うけどね。


サインを求める長蛇の列はホテルの7階にまでに及んだとか。


Rio君が4-SNOWのプレゼント用にサインをくれたぞ!

RIO
風邪をこじらせて体調最悪とのこと。
(2/28のSBJで会った時も「まだダメ!」とおっしゃってました。)


右からクリス・ダフィシー、ネイト・ボーザン、JPウォーカー、ジェレミー、ジョーンズ

クリス・ダフィシー
本当に復活してたよ!
頭を強打してスノーボードから引退していたあのクリス・ダフィシーだよ。
もう問題は無いとの事で、サイン会の時多くのファンに「復帰おめでとう」を言われ、
「サンキュー、アリガトウ。」と日本語で答えたりしてたぞ。

ヨニ・マルミ
これまたNEWSに書いたけど、新しくビデオプロダクション「EURO GAP」を作ったようでいつも自分でカメラを回してた。
来季のチームビデオの為に撮影してるのかなと思っていたら「自分のビデオの為だよ」との事。
余談だけど、ヨニがビデオ片手に「カモン・クレイジー!」なんて言いながら近づいて来たから、思わず尻を出して走り回った私。
結構ウケてくれたけど、尻が世界デビューしたらどうしよう・・・(爆)。

ネイト・ボーザン
X-TRAIL JAMの時も来日していたから、そのまま日本にいたのか聞いたら
「一度帰って、また日本に来たんだよ。」と苦笑いしてた。ハードスケジュールご苦労様!

JPウォーカー
凄く陽気でフレンドリーなヤツだった。
群がるファン全員にサインしたり、写真撮ったり・・・JPからインナーのメッシュTをサイン入りでもらったから、
プレゼントコーナーでチェキれ!

ヴィレ・イリ・ルオーマ
ForumからK2へ移籍をしてしまったけど、ずっと古巣Forumと一緒に行動をとっていた。
仲が悪くはなっていないのを見て少し安心。
子供も元気に育っているそうで、X-Gamesの時は出場しないで家で子守りをしてたんだって。
ちなみに「あんまりパイプに入らないから、パイプよりビッグエアーの方が得意」なんて言ってたけど・・・。


悪人顔(?)のチャド・オッターストローム、ブレイズ・ローゼンタールらのM3チーム

ブレイズ・ローゼンタール&チャド・オッターストローム
女の子の顔や身体に落書きばっかしてた。
私も通りがかりに「腕を出せ!」って言われたから、つい素直に出したら、でっかいチ○コの絵を書かれた。(しかも両腕)

そんなこんなで酔っぱらって使い物にならなくなったライダー達のサイン会は2時間
程で終了。やることがなくなった私達も早めにチェックインしてお昼寝。


・・・夜である。


初公開、これがForumチームの部屋だ!かなり汚い・・・(笑)

今回はオフィシャルなパーティーが用意されていなかったらしく、ホテル中にライダーや関係者があふれかえっていた。
JPやケビン、タラ達はロビーでたむろしてたし、ピーター・ライン達は街に繰り出したかったらしいが、
雪のせいで断念し部屋で騒いでいた。
もちろんホテル中のビールの自販機が売切れに追い込まれたことは言うまでもない。

マイク・ページやヨニ・マルミら若手FORUMチームの面々(後にピーターも合流)はなんと大浴場前の自販機コーナーで宴会。
世界のトップライダー達がそろってマッサージ機に転がる姿は面白いのか異様なのかよくわからんけど、
みんなかなり(マッサージ機が)気に入った様子で「お〜い、金くれ!」なんてやってた。

中でも盛り上がっちゃってたのはマイク・ページ。
風呂から出て来た日本人女性をつかまえては「マイガールフレンド!」を連発。
誰が教えたのか知らないけど、絶対ここには書けない下品な(嬉しい?)日本語で国際交流を深めてた。

・・・こうしてコルチナの夜はふけていった・・・


2/25(日)天気:雪時々晴



前日の雨が未明から雪に変わって降り続き、30cm位のパウダーが積もってる。
パウダージャンキーな面々にはたまらないコンディションだろうが、コースコンディションは悪く、
吹き付ける雪もコンテストの妨げになりそうだ。

結局、9:00からの公開練習を行なった後、通常の予選〜決勝方式でなく「JAM形式で」コンテストを行ない、
ベストライダーを選ぶことに決定。つくづく天気に恵まれない大会だね。



それでも滑りに飢えていたライダー達のテンションは高く、
出場するかどうかわからないと言っていたRIOがワンフット360を披露(ランディングは失敗)したり、
クリス ・ダフィシーがブランクを全く感じさせない豪快なエアーを見せたり、
前夜あれだけの酔っぱらいだったネイト・ボーザンやマイク・ページもアグレッシブな滑りを披露してた。



悪コンディションのせいかビッグネームの欠場が目立つ中、トッド・リチャーズ(夕べはどこにいたんだ?)も
デカいエアーを連発してたし、なんと出場しないと言っていたあのピーター・ラインまで
数本だけだったけどファンにアピールしてた。

結果、コンテストのベスト5ライダーズに選ばれたのはこの5人。
本来ならこの5人をもっとフーチャーしなきゃいけないんだろうけど、なんせコース全体が見渡せない上、
JAM形式だったから誰が誰なんだか良くわからない。とにかく選ばれた5人はおめでとう!

bib#5  BOBBY MEEKS (K2)
bib#15  ERIK LEINES(Morrow)
bib#18  MIKE PAGE(FORUM)
bib#25  TODD RICHARDS(Morrow)
bib#32  CHRIS DUFFICY(FORUM)

その後、売店でビールを買ってるマイク・ページを発見。
「ゆうべはあんなに酔っぱらいやがって!で、どうだったんだよ、コンテストは?」
と言うことを非常に丁寧な英語で尋ねたところ、「楽しんだよ。まぁまぁだね。」なんて苦笑い。
・・・やはり雪の為コンディションが悪かったんだね。

コンテスト終了後、サイン会なんかがあったらしいけど、渋滞を恐れてここでタイムアップ。
白馬まで来て自分自身はほとんど滑らずに帰るのは悔しいけど、
ライダー達の素の部分が垣間見えて、非常に充実した2日間だった。
世界のトップライダーと呼ばれる彼等もスノーボードが好きで、酒が好きで、女の子が好きな・・・Coolなイイ奴等だったよ。

最後にファンのみなさんにお願い。
外人ライダーに変な日本語を教える時は、意味もちゃんと教えておくれ!
「オマ○コ見せて下さい!」なんて山を降りてから叫んでると強制送還されるぞ!マイク・ページ!