
SALT LAKE OLYMPIC 2002
日程:2002年2月10日(日)〜11日(月)アメリカ・ソルトレイクシティー
現地時間2月10日(日)ソルトレイクシティー冬季オリンピックの女子ハーフパイプが行われた。
気温は−2℃、雲の無い絶好の天気に恵まれた。
競技の方は2本滑ってどちらかの高いポイントを採用するベストポイント制になっている。
残念ながら日本の吉川由里と森奈賀子はマックツイストを決めることが出来ず、
2人とも予選敗退となってしまった。
予選から勝ち残った12名の選手達が決勝へと駒を進めた。
日本の期待の星、三宅陽子と橋本通代が予選通過している。

Yoko Miyake.
予選11位通過の三宅陽子はルーティンの最後にロデオフリップを持ってきたが、ランディングが決まらず激しく転んでしまった。
顔を擦りむきながらも2本目のランではなんとか成功させ、ポイントを伸ばし8位入賞と健闘した。
日本勢のスノーボード入賞は男女を通じて初のこと。

Michiyo Hashimoto.
予選9位通過の橋本通代は、得意とする高いエアーとキレのあるライディングを見せるが、
540を2本とも失敗してしまいポイントが伸びず12位。

Shannon Dunn.
長野オリンピックの銅メダリスト、シャノン・ダンは高さがイマイチ出ていなかったものの、
メソッド、マックツイスト、FS720などをしっかりと決めてきた。
同じく長野オリンピックの金メダリスト、ニコラ・トーストはスタイリッシュなグラブトリックをベースに攻めてきたが、
720°が決まらず転んでしまった。

Kjersti Buaas.
まさかの予選敗退をしたノルウェーのメダル候補スティーネ・ブルン・チェルオスの代わりに期待がかかる、
同じノルウェーチームのチェルスティ・バースは、高さのあるエアーと540メランコリーなどスタイリッシュなトリックを決めてきた。

Kelly Clark.
結果、この大舞台を制したのはアメリカの19歳ケリー・クラークだ。
やはりケリーはこの日も強かった。
今シーズンの勢いをそのまま反映させているかのようなライディングは、
540、ロデオ、720と次々にメイクし、高得点を叩き出し見事金メダルを獲得した。

Doriane Vidal.
最後までケリーと接戦だったのはフランスのドリアン・ビダル。
1本目のランで大きなエアー、720をなどを決め43ptを叩き出したが、
ケリーの2本目のランで惜しくも抜かれてしまい、銀メダルを獲得した。
続いて銅メダルを獲得したのはスイスのファビアン・ルーテラーだ。
1本目にメソッド、540 to 540、720などを含むルーティンを決めて39.7ptを叩き出している。
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現地時間2月11日(月)ソルトレイクシティー冬季オリンピックの男子ハーフパイプが行われた。
この日も雲の無い絶好の天気に恵まれた。
残念ながら日本の宮脇健太郎は得意の高さのあるエアーを見せたものの転んでしまい29位、
村上大輔はポイントが届かず19位と惜しくも予選敗退となってしまった。
長野オリンピック金メダリストのジアン・シメン、カナダのマイク・マイケルチャックらも予選敗退している。
予選から勝ち残った12名の選手達が決勝へと駒を進めた。
日本の期待の星、17歳の中井孝治がサトゥフリップ900を決めて見事6位で予選通過している。

Heikki Sorsa.
昨シーズンにクォーターパイプで8.7メーターの高さを出し、インゲマー・バックマンの持つ記録を塗り替え、
世界記録保持者となっているフィンランドのヒッキー・ソーサはモヒカン頭で登場し、予選を1位で通過した。
決勝1本目には惜しくも最後に転んでしまったものの、2本目に高さとキレがある720、トゥイーク、
マックツイストなどを決めてきたが、残念ながらポイントが今ひとつ伸びなかった。

Daniel Franck.
長野オリンピック銀メダリスト、巨匠ダニエル・フランクは予選を3位で通過したものの、
マックツイスト、720、900と決めてきたが高さがいま一つだった為、思わぬ結果となった。

Trevor Andrew.
ヘッドフォーンがすっかりイメージとして定着したカナダのトレヴァー・アンドリューは、
得意のビッグマックをファーストヒットに持ってくるが、ルーティンの最後に入れてきたハーコン900を
2本とも完全にメイクする事が出来なかった。
今シーズン絶好調だったアメリカのトミー・シェシーンは720、1080 to 900と凄まじいルーティンで攻めてきた。
しかし意外にもポイントが伸びず、これには本人も納得のいかない様子。
スピントリックを得意とするフィンランドのマルック・コスキーは高さと大きさのあるロデオフリップ、1080などを決めてきた。
しかしルーティンの最後にもう一度ダブルで入れてきた1080をメイクする事ができなかった。

Takaharu Nakai.
世界のトップライダー達が集まったこの大舞台で一歩も引かず、それどころか存在を脅かしていたのは、
北海道出身17歳、日本の中井孝治(Infinity Snowboards)だった。
誰よりも高いエアーをと決めた中井の1本目には、高さのジャッジポイントが10点満点をマークするほどだ。
高さだけではダメだと2本目には技の完成度を上げて、アッパーデッキ、サトゥフリップ、ダブルグラブ、サトゥ900と決めて、
メダルには惜しくも届かなかったものの5位入賞と大健闘をした。

Ross Powers.
結果、この大舞台を制したのは長野オリンピック銅メダリスト、ロス・パワーズだ。
1本目に高さと、スピード、大きさ、キレのあるマックツイスト、720 to 720、スイッチマックツイストなどを完璧にメイクし、
最高得点46.1ptを叩き出し見事金メダルを手にした。

Danny Kass.
銀メダルを手にしたのは昨シーズンにメキメキと頭角を表した19歳ダニー・キャス。
720 to 1080、900などと得意のローテーションをベースに攻めてきた。

JJ Thomas.
続いて銅メダルを手にしたのは最後にUSAオリンピックチーム入りをしたJJ・トーマスだ。
1本目にはバランスを崩してポイントが伸びなかったものの、2本目には得意とする高さのあるエアーに、
マックツイスト、スイッチマックツイスト、900などをしっかりと決めてきた。
結局、予選では9位・8位・7位通過だったアメリカの3名にメダルと表彰台を独占され、
強さを見せ付けられてしまった。

Giacomo Kratter.
それとこの日もう一人忘れてはいけないのがイタリアのニューアップカマー、ジャコモ・クラッターだ。
スイッチハーコン、インディ、ロデオ720、そして唯一のハーコン1080などを完璧にメイクして会場を沸かした。
これには現時点でトップに位置するロス・パワーズも苦笑いで拍手を送っていた。
しかし、ポイントの方は思ったほど伸びず0.1pt差でメダルにも届かない悔しい結果となった。
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2002 Salt Lake Olympic公式サイトは www.saltlake2002.com まで。