2003年12月13日(土)
ストレートジャンプ(入場者数42,000人(前年比+2,000人))
<日本人予選>
インターネットでの人気投票で選出された10名と事務局推薦1名の合計11名が2本ずつジャンプを行い、得点の高い方を採用するベストポイント制で上位3名を選ぶ。
前日左膝のケガで欠場だったゴッチはなんとかエントリーにこぎつけたものの、ライオは前日の低酸素症の影響でドクターストップってことで10名によってのかる〜く紹介ジャンプからスタート。
鎌田潤が氣志團ばりのヘアで登場したり、祭りの染めも鮮やかなハッピをまとったとんちんのダブルフロントフリップ(もちろん自爆)があったりと、気分を盛り上げつつ競技に突入。
1本目
西田崇がいきなりヒールロデオ7を繰り出して高得点をマークする立ち上がり。個人的に期待してたとんちんはデカいけどキレイで「普通」なBS5から自爆してらしくないところを見せてくれた。
その後、石川敦士がBS7ミュート、石川健二がスタイリッシュなFS7ミュート、布施忠はスイッチBS5ミュート、鎌田潤はBS7インディと高得点が続き、佐藤康弘が高さとスタイルのあるFS5インディで締めくくるという展開。
2本目
1本目を失敗した米田博亮がFS7ミュート、平岡暁史がこれまたFS7ミュートで高得点をマーク。とんちんの2本目は?と思いきや、1本目のクラッシュで鎖骨を強打して出場不能とのこと。(本人は出ると言い張ったらしいけど、周りが止めたらしい。)
人気者ゴッチは軸をズラしたBS7インディで高得点をマークしたが1歩及ばず、逆転を狙ってキャブ9を繰り出した石川健二も残念ながらメイク出来ずに敗退。そして、このままでは敗退してしまう布施は1本目と同じくスイッチBSながら720まで回して最高得点をたたき出した。
日本人予選RESULT
1.布施忠
2.平岡暁史
3.西田崇
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4.米田博亮
5.Gocci
6.佐藤康弘
7.鎌田潤
8.石川健二
9.石川敦士
10.とんちん
と言う訳で布施、平岡、西田の東北勢が予選突破となったのだが、なんとトッド・リチャーズが前日のクォーターパイプで背中を強打して(したか?)欠場と言うことで、4位の米田が繰り上げとなった。前日からストレートジャンプに絞ってると語った中年ライダートッドは期待をよそにここでさよなら・・・(悲)
<シード選手紹介ジャンプ>
みんな軽〜く流して飛ぶ中、サンタクロースの衣装で飛んだ安藤輝彦が派手にクラッシュし、そのまま予選を辞退するという残念な展開で日本人予選5位のGocciが繰り上げ、このGocciもヒザのケガのために辞退ってことで、最終的に佐藤康弘が繰り上がることとなった。
<Qualification>
日本人シード選手3名と外人選手10名と日本人予選通過者3名を加え、出場辞退2名に日本人予選上位者2名を繰り上げ、16名が2本ずつジャンプを行い、得点の高い方を採用するベストポイント制で上位8名を選ぶ。
1本目
いきなりハイレベルな戦いとなった1本目。
トラビス・ライスがFS7メランコリーで幕を開けると佐藤がFS5インディで追随。
ジアン・シメンが鬼のようなポークを入れたBS7インディで300ptオーバーをたたき出すと、テリエ・ハーコンセンがバックフリップ1メランコリーを美しく決め、エーロ・エッタラは変な軸のBS7インディ、山口睦生はキャブ9インディ、DCPがFS7インディ、ヨナス・エメリーにいたってはBS7のノーズ+テールを繰り出し、これでもかのワールドクラス技オンパレード。
まだまだ続くぞ、インゲマー・バックマンがBS7、布施が予選での好調そのままにFS7ミュート、ヘイキ・ソーサがFS7テールを決め、期待の鈴木伯が完璧なキャブ9メランコリーでジアンを上回った。
2本目
8名が残れるとはいえ、1本目の状況を見ると300ptがボーダーラインとなりそうな状況で、完璧なメイクが要求される戦いとなりそうだ。
ディフェンディングチャンプのトラビスはヒールロデオノーズをメイクし、この時点では当落線上に残ったものの、ファイナル進出は難しい状況。
佐藤は1本目のポイントに上積みを狙ってFS7インディに挑んだがコケて敗退、米田もFS9ミュートが回り切らず敗退。
1本目失敗で後がない平岡は見事なスイッチBS7メランコリーを決めて300ptオーバー。続くジアンは1本目で300ptオーバーの余裕かBS1メランコリーをデカく回した。
微妙なポジションのテリエはバックフリップで360に挑んだが着地に失敗、後がない西田もロデオミュートに失敗、続くエーロもキャブ9ミュートに失敗と、嫌な流れが生まれつつあった。
この流れを断ち切ろうとFS7メランコリーに挑んだマルクは惜しくも届かず敗退。テリエ同様微妙なポジションの山口はキャブ9ミュートをメイクしたかに見えたが、手をついてしまいポイントを伸ばすことは出来なかった。
山口と同ポイントのDCPはスイッチBS5ミュートをメイクするものの、これまたポイントを伸ばすことは出来なかった。
そして圧巻だったのはここから。このままではファイナルに届かないヨナスだったが馬鹿デカチンパンジーを完璧にメイクして300ptオーバー、続くインゲマーもBS7インディーにスタイリッシュポークを入れて300ptオーバー、追い詰められた布施はスイッチBS7インディをデカく完璧にメイクして一気にトップに立った。
その後ヘイキはスイッチで軸のズレたBS7ミュートをメイクするも届かず、余裕の伯はキャブ5ノーズをメイクした。
予選RESULT
1.布施忠
2.Jonas Emery
3.鈴木伯
4.平岡暁史
5.Gian Simmen
6.Ingemar Backman
7.DCP
8.山口睦生
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9.Terje Haakonsen
10.Heikki Sorsa
11.Eero Ettala
12.Travis Rice
13.佐藤康弘
14.Markku Koski
15.西田崇
16.米田博亮
なんとディフェンディングチャンプトラビスの敗退を尻目に日本人ライダー4人がファイナル進出を果たすという結果に。(個人的な感想で申し訳ないが、この予選がいちばん楽しめたと感じるのは俺だけだろうか???)
<ファイナルジャムセッション>
今回初となるストレートジャンプでのジャムセッション。予選を通過した8名が30分のジャムセッション方式で競技を行い、上位3名がスーパーファイナルに進出する。
ジャムセッション方式とすることで失敗を取りかえすチャンスが増えるとともに、失敗を恐れないでチャレンジ出切るようになると言う主催者側の目論見はどうでるか?
クォーターパイプでのジャムセッション同様ゆっくりとした出だしになるかと思いきや、のっけから全開!インゲマーのFS1、ジアンのBS1からスタートしたのもつかの間、ヨナスがフロントフリップからのドロップインでFS7を見せると、スイッチ5や7は当たり前、キャブ9が連発となる展開。
前半で目立ったのはジアンのスイッチBS7、伯・山口のキャブ9、DCPのFS7、布施のスイッチBS7、平岡のデカいキャブ5あたりだろうか。インゲマーは回転数を抑えて玄人好みの技を連発してたようで、かえって目立ったりしてたのだが・・・。
そんな訳で前半上位はジアン、伯、平岡の3名。
後半に入って一気に勝負に出るかと思ったら・・・出るには出たものの集中力が保ちきれずトリックも雑になる一方、一発逆転を狙おうにも体力が残っていないので自爆するライダーが続出。(どうなんだジャムセッション!?)
そんな中で目立ったのは、スイッチロデオを繰り出したDCP、FS9を完璧にメイクしたジアン、前半体力を温存してたのか?超高いスイッチBS7を見せたインゲマー、コケたもののスイッチBS9を見せた布施、そしてBS10を繰り出した山口。
そんなファイナルの結果は以下の通り。
ファイナルRESULT
1.Gian Simmen
2.鈴木伯
3.DCP
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4.Ingemar Backman
5.Jonas Emery
6.平岡暁史
7.布施忠
8.山口睦生
<おまけギャラリー2>
ライダー達の勝負を分けるボードのチューニングはこんな風な部屋で行われているのだ。写真はスーパーファイナル直前の鈴木伯選手のボードを念入りにチューンするKUU
WAX。
<スーパーファイナル>
ファイナルを通過した3名が2本ずつジャンプを行い、得点の高い方を採用するベストポイント制で優勝者を決める。
これまで2大会連続で完璧なキャブ9を決めながらフリップトリックに破れた(ある意味戦略負けした)鈴木伯だが、ここまでFS9までしか見せていないジアンに対してはスイッチエントリーであるキャブの方が難易度は上であり有利である。こりゃ、初優勝なるか?しかし、安定度に欠けるものの、ここ一番の底力を持つDCPも侮れない!どうなる?スーパーファイナル。
さて、ここからは恒例(ってゆうか、これしか出来ない!笑)のダイジェストでレポートをお届けしよう。
1本目
まず飛んだのはDCP。
完璧なFS7インディを見せつけて、720にしては高得点の321pt。
これを基準に考えると伯がキャブ9をピタメイクすれば負ける要素はなしだな・・・。
続く伯。
得意のキャブ9で一気に勝負に出るが転んで130pt。
そして業師ジアン。
なんとここでこの日初めてとなるBS9!ランディングがちょっとズレたものの何とか耐えて343pt。
これにはまいった!ブラインド回しの9とスイッチエントリーでオープン回しの9てどっちが難易度は上なんだ?仮に互角だとしてもランディングがズレたジアンはまだ得点を伸ばせる余地があるってことか?何より追い詰められた伯は2本目で完璧にキャブ9をメイクしなきゃならないプレッシャーがあるし・・・この展開は読めなかったゾ。
2本目
このままでは優勝のないDCPは回転数を増やしてFS9にトライするもコケた。
そして注目の伯の2本目。メイク!この追い詰められた状況で完璧なキャブ9をメイクして見せるあたりは並の精神力じゃないゾ!
これで完全に優勝の行方はわからなくなった・・・。伯にとどめを刺すべくジャンプしたジアン・・・きれーにコケた!(笑)
スーパーファイナルRESULT
1.Gian Simmen
2.鈴木伯
3.DCP
表彰式でジアンは、「みんなありがとう!とにかく嬉しい!自分ひとりの力ではなく、ライダー全員の力で盛り上がることが出来たんだ!」と、仲間のライダー達をステージに呼び寄せて喜びを表現した。
一方の伯は(内心はらわたが煮えくり返っているだろうに)「3年連続2位。これはとても珍しいことで、奇跡的なことだと思う。見に来てくれたみんなに感謝します」と大人のコメント。
また、最も会場を沸かせたトリックに与えられる「モスト・インプレッシブ・ライダー」には、ファイナルジャムセッションでスイッチBS7を見せた布施忠に贈られた。
・・・ところで表彰式を取材するプレスに混じって、なぜか一生懸命ビデオを回すトラビスの姿が・・・。トラビスのことがわからない係員に怒られてたけどね。(笑)
2日間通じての観客動員数も確実に増加し、この時期のイベントとして定着しつつあるこの大会。テリエのArctic
Challengeとタイアップしたり、いろんな新しい仕掛けを用意してどんどん改良されているんだよね。スポンサーも大手が名乗りを挙げて興行的にも成果を上げられるようになってるんだろうね。
また来年さらなる盛り上がりを期待して・・・。
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