2001年12月2日(土)
ストレートジャンプ(入場者数37,000人)
大会2日目はストレートジャンプコンテスト。
とても屋内に設置したとは思えない程巨大なキッカーは屋外イベントと比較しても遜色ない規模であり、観客からもため息に似た歓声がもれる。
<日本人予選>
インターネット投票と大会推薦で選ばれた16名の日本人選手が各2本ずつ競技を行ない、高い方の得点を採用するベストポイント制で、上位6名がファイナルに進出。(ケガのため平岡暁史と山崎勇亀がキャンセルとなり、出場は14名となった)
1本目
佐藤康弘のBS720ステイルフィッシュで幕開けとなった1本目。ゴッチがBS720を決めれば植村能成がSW
FS540で応酬し、前日のケガの影響が心配された鈴木伯がSW BS540を変な軸で回し、中井孝治がFS540ステイルフィッシュ、布施忠のSW
BS540ステイルフィッシュとしょっぱなから駆け引き抜きのガチンコ勝負となった。
(写真1:次はこいつの時代か!?とにかく大きい中井孝治のFS540。)
(写真2:昨年は日本人予選をトップで通過。スタイル入りまくりの宮脇健太郎は2本ともラインディングに失敗してしまい予選敗退。)
2本目
中井孝治がFS720ミュートで得点を上積みすると、出遅れていた福山正和がロデオを西田崇が得意のBSロデオを、そして山口睦生がSW900ミュートをメイクし一発逆転に成功した。
(写真3:西田崇の得意のBSロデオ。)
(写真4:一発逆転!山口睦生のSW900。)
日本人予選RESULT
1.中井孝治
2.鈴木伯
3.山口睦生
4.西田崇
5.ゴッチ
6.福山正和
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7.吉村成史
8.佐藤康弘
9.布施忠
10.石川敦士
11.植村能成
12.宮脇健太郎
13.島田聡
14.石川健二
<Qualification>
日本人予選通過の6名に海外招待選手10名を加え、各2本ずつ競技を行ない、高い方の得点を採用するベストポイント制で、上位8名がファイナルに進出。(ケガのためアンドリュー・クロフォードがキャンセルとなり、出場は15名となった)
1本目
いつもなら外人が出てくるとおとなしくなってしまう日本人だったが、今回は違った。福山正和がキャブ5ステイルフィッシュ、鈴木伯がキャブ5インディで強豪を押さえて上位に立ち、中井孝治もFS720インディで外人勢の一角に食い込む活躍を見せた。
(写真5:ディフェンディングチャンピオン、ミッヒ・アルビンのロデオ720。)
一方の外人勢は新鋭ジャコモ・クラッターがBS360ながらスタイルをアピールし高得点をマークした他、ギギ・ラフ、ヨナス・エメリー、ショーン・ホワイトが僅差で1本目を終えた。期待のテリエは板も折れよとポークを入れたスタイルでアピールするが、得点は伸びず。
(写真6:鬼ポーク!テリエ・ハーコンセンのBS360。)
2本目
特に印象に残ったのはロメイン・デ・マルチ。FS900でメランコリーとステイルフィッシュをいっぺんにグラブ(アンドリュー・クロフォードが勝手に命名?:便秘グラブ)する大技を見せつけた。天才ショーン・ホワイトはFS720ステイルフィッシュでここまでの最高得点を記録。意地を見せSW
FS540メランコリーをピタ着でメイクしたミッヒ・アルビンだったが惜しくも僅差の予選敗退となった。
(写真7:ロメイン・デ・マルチのFS900便秘(?)グラブ。)
(写真8:8名枠には届かなかったゴッチのBS720。)
(写真9:大きなロデオを決めた福山正和は2位で予選を通過。)
予選RESULT
1.ショーン・ホワイト
2.福山正和
3.ロメイン・デ・マルチ
4.ジャコモ・クラッター
5.ヨナス・エメリー
6.中井孝治
7.鈴木伯
8.クリスチャン・ギギ・ラフ
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9.ミッヒ・アルビン
10.ゴッチ
11.キア・ディロン
12.テリエ・ハーコンセン
13.西田崇
14.インゲマー・バックマン
15.山口睦生
<ファイナル>
予選通過の8名が各2本ずつ競技を行ない、高い方の得点を採用するベストポイント制で、上位3名がスーパーファイナルに進出。
1本目
鈴木伯の勢いは止まらない。外人勢にひけを取るどころか、SW FS900ステイルフィッシュをピタ着でメイクし、一気に300ptオーバーで試合をリードし始める。しかし、全員がほぼ完璧に自分のスタイルでメイクし、誰が優勝しても全くおかしくない展開にMCのライオ、アンドリュー・クロフォードも絶叫!ドーム全体が異様な歓声に包まれる。
(写真10:ギギのFS540ノーズグラブ。)
2本目
鈴木伯を追って勝負の2本目。
ヨナス・エメリーがチンパンジーフリップを完璧にメイクし逆転。FS900メランコリーで勝負をかけるロメイン・デ・マルチ、FS720でランディングぎりぎりまでメランコリーグラブを入れっぱなしにしたショーン・ホワイトだったが、ともにランディングで回ってしまい敗退となった。
(写真11:完璧なFS720だったが、わずか1ポイント差でまさかの敗退ショーン・ホワイト。)
ファイナルRESULT
1.ヨナス・エメリー
2.鈴木伯
3.ジャコモ・クラッター
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4.ショーン・ホワイト
5.ロメイン・デ・マルチ
6.クリスチャン・ギギ・ラフ
7.中井孝治
8.福山正和
<スーパーファイナル>
ファイナルを通過した3名が各2本ずつ競技を行ない、高い方の得点を採用するベストポイント制で優勝者が決定する。
さて、例によってここからはダイジェストでお伝えしよう。
1本目
●ジャコモ・クラッター
予選1本目でも見せた「かなり軸をずらしたBS360」で295ptと言う高得点をマーク。
●鈴木伯
FS540ステイルフィッシュを繰り出すが、今日初コケで171pt。
●ヨナス・エメリー
BS720テールグラブでスタイリッシュにまとめるが、ランディングで手をついてしまい260pt止まり。(今回のジャッジはランディングで手をつくのには比較的甘いようで・・・)
2本目
ファイナルの得点を考えれば、まだ優勝の行方はわからない。しかも2本目はリアルタイムで得点を発表しないという演出。どうなることやら。
●ジャコモ・クラッター
1本目より回転数を多くしBS540で勝負をかけるが失敗。
●鈴木伯
キャブ9を完璧にメイク、飛距離も充分!恐らくこの時点で優勝を「ほぼ確信していたに違いない。」
●ヨナス・エメリー
一度は世界を制したことがある男だけに、簡単には引き下がらない。ファイナル2本目で自分自身を調整し、恐らくはジャッジがフリップ系トリックに高得点をつけていることまで考えてのチンパンジーフリップノーズグラブ(最近ではこのフリップにノーズグラブを入れてくる。)これまた飛距離充分のピタ着。一瞬にして結末は解らなくなったし、ヨナス自身も祈るような気持ちだったに違いない。
スーパーファイナルRESULT
1.ヨナス・エメリー
2.鈴木伯
3.ジャコモ・クラッター
今回は試合運びのうまさでヨナスが勝ったとも言えるが、世界を相手に充分実力を見せつけた鈴木伯。世界を相手に優勝する日もそう遠くないかもしれないし、もしかしたらその瞬間は今シーズン中かもしれない。
そして、残念ながら入賞は出来なかったが、中井孝治や吉野満彦も充分世界に通用することを見せつけ、日本人の成長をアピールした大会でもあった。
ところで伯には賞金だけでなく、その夜のパーティーでモテモテになるという副賞がついて来たことは言うまでもない・・・。
Article by Prince R
<おまけレポートその1>
11月30日(金)記者会見後、選手達は練習へ向かった訳だが、なんと肝心のクォーターパイプ部分が完成しておらず、ほとんど何も出来ないと言う残念な状況。ライオもケガの具合を確かめるように出て行ったものの、やはりムリなようで早々に終了。
やることもなく立ち尽くす日本人を尻目にアンドリュー・クロフォードが動いた!いきなりクォーター部分で工事開始。もちろん自分が楽しみたいだけだが、いきなりコース脇に置いてあった畳程の板を引っ張り出したと思ったら、まだ階段状のクォーターに設置、ハイクアップを繰り返しては当て込んで遊んでやがる・・・(笑)
が、パーク工事はこれで終わらない。板に当て込むのが予想外につまらなかったのか、工事現場のど真ん中から鉄パイプをかっぱらって来て設置。(タンクトップにダボダボのパンツ姿は、鳶の親方と区別がつかず!)軍手を持ち出すキア、スコップを担ぎ出したインゲマー・・・あっと言う間に外人ライダーが集まって追加工事。
<おまけレポートその2>
12月2日(日)の大会終了後、麻布のクラブ・ルネスにてパーティが行われた。やや遅れて会場についたらちょうどショーン・ホワイトが帰るところに遭遇。中井孝治から貰ったと言う学ラン(やや真面目仕様)のショーン。最近すっかり色気づいたと噂のショーンだが、やっぱり両親同伴じゃ無茶は出来ないってことか???
今回の賞金の使い道なんかも聞いてみたので後日インタビューでUPします。
さてと、子供を帰したら後は大人の時間。
意外とやんちゃなミッヒやヨナス。自らMCを始めてマイクを離さない健太郎。しまいにはラップなんだか語りなんだか、2時間位マイク握ってやってたんじゃないか?(笑)途中MC健太郎にテリエまで引っ張り出されて来た。
陽気に騒ぎ続けてたアンドリューにギギ。興奮覚めやまぬジャコモ。
当然伯の周りには女の子いっぱい!(笑)
そして(毎度のことなんだろうけど)帰国のスケジュールのことを心配し続ける関係者の困ったような顔・・・。
そんな楽しい、怒濤の3日間だったとさ。
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