X-TRAIL JAM IN TOKYO DOME

2001年12月1日(土)〜2日(日)東京都文京区後楽1-3-61 東京ドーム
昨シーズン(00-01シーズン)東京ドームに巨大キッカーを設置し、世界最大の屋内スノーボードイベントとして注目を浴びたあの"X-TRAIL JAM TOKYO DOME"が再び帰ってきた。

海外招待選手も前回優勝のテリエ・ハーコンセン、ミッヒ・アルビンを筆頭に本格的なストレートジャンプは初めてと言う天才ショーン・ホワイトや、昨シーズンブレイクしたギギ・ラフ、ロメイン・デ・マルチら若手からインゲマー・バックマンなど日本でもお馴染みの顔までシーズンイン直後とは思えないほどの豪華メンバーが集まった。(残念ながら人気、実力ともにナンバーワンのピーター・ラインとジブコンテスト以外は久々と言うJPウォーカーは直前でキャンセルとなってしまった。)
迎え撃つ日本人勢はインターネットによるファン投票で出場権を争うと言う新しい試みの結果、田原ライオ、平岡暁史を筆頭に総勢24名(推薦枠を含む)が東京ドームで激突する事になった。

競技に先立って行なわれた記者会見では海外招待選手に加え、ライオ、平岡が登場し、それぞれ抱負を語った。
●ミッヒ・アルビン(前回ストレートジャンプ優勝)
「また日本に来れて嬉しいよ。まだ時差ボケしてて眠いけど・・・。今回も良いパフォーマンスが出来ると思うね。新しく設置されたレールやニュージャンプを試してみるのが楽しみだね。」
●テリエ・ハーコンセン(前回クォーターパイプ優勝)
「また東京に戻って来られて嬉しいね。この大会は山で行なうイベントと違ってパフォーマンス的な要素が多く含まれている。だからとても楽しみにしているよ。」
●田原ライオ(クォーターパイプ部門ファン投票1位)
「まずこの大会の為にトレーニングを積んで来た訳ですけど、ちょっと無理が祟って足の靭帯の方を伸ばしてしまいました。一応ドクターストップはかかっていますが、ファン投票1位になった責任と自分自身も出場したいので、痛み止めとテーピング固定をしっかりしてここに来た訳なんですけど。出来る限りのことをして、ファンのみんなに応えたいと思っています。」
●平岡暁史(ストレートジャンプ部門ファン投票1位)
「こんな素晴らしい海外の選手達と一緒にやれることが凄く嬉しくて、明日からの二日間は自分なりに楽しみたいです。」
●ショーン・ホワイト
「室内イベントの参加は初めてなのでまだあんまり把握してないけど、でもとても楽しみしているよ。レールに関してはちゃんとセッティングされてから試してみたいね。」

会見中、出場したいと答えたライオに対し、テリエから「おまえはカミカゼライダーか?」なんてヤジが飛んだり(もちろん答えは「イエス!」)あちこちから「ロッポンギ〜」なんて奇声が飛び出したりと終止和やかな(?)記者会見となった。
その後に本当に選手達が六本木の夜に繰り出したのかは定かでは無い・・・。
(*当日の模様の写真はPC版にて掲載していますのでそちらでご確認ください。)

2001年12月1日(土)
クォーターパイプ(入場者数21,000人)

大会初日はクォーターパイプコンテスト。
今年からアプローチの途中(ストレートジャンプのキッカー部)にレールが設置され、得点には関係しないものの、アプローチのバリエーションが広がり、スタイルをアピールしやすくなったのと、リップの高さが1メーター延長され、7メーター級の化け物クォーターとなった。

<日本人予選>
インターネット投票と大会推薦で選ばれた15名の日本人選手が各2本ずつ競技を行ない、高い方の得点を採用するベストポイント制で、上位6名がファイナルに進出。(ケガのため田原ライオと石川健二がキャンセルで出場は13名となった。)

1本目
様子がわからず失敗する選手が多い中、マックツイストをピタ着で決めた風間政輝、高さを見せつけるようなトゥーフェイキーの鈴木伯、迫力あるマックで沸せた小林じゅんじ、スタイリッシュにまとめた宮脇健太郎らが高得点をマークした。
(写真1:宮脇健太郎のスタイリッシュなマック。)

2本目
一発逆転を狙って自爆する選手が続出するが、高さのあるマックにメランコリーグラブを入れた露崎訓史、トゥーフェイキーにメランコリー・インディと2回グラブを入れた鈴木伯が光った2本目だった。また、残念ながらプラットホームに落ちたものの西田崇のチャックフリップがスタイル入りまくりで印象に残るトリックだった。
(写真2:中井孝治のビッグマック。残念ながら2本ともランディングに失敗してしまい予選敗退。
(写真3:回さずに終始エアー・トゥー・フェイキーで高さの勝負をして来た鈴木伯。)


日本人予選RESULT
1.宮脇健太郎
2.小林じゅんじ
3.鈴木伯
4.露崎訓史
5.吉野満彦
6.風間政輝
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7.村上史行
8.中井孝治
9.福山正和
10.石原崇裕
11.ゴッチ
12.西田崇
13.藤田真人
<ファイナル>
予選通過の6名に海外招待選手10名を加え、30分間のジャムセッション方式で競技を行ない、上位8名がスーパーファイナルに進出する。

スーパーファイナルに向けいろいろなトリックを試すテリエと徹底的にマックツイストの完成度を高めようとするショーンと好対照だが、この二人はもはや別格である。ここに高さのキア・ディロンと安定度のミッヒを加えた4強に他の選手がどう立ち向かうかという構図とも言える。
(写真4:15歳とは思えないエアーの高さと完成度の高いトリックを繰り出してきたショーン・ホワイト。)

遊び心満点で得点にならないのにレールからのアプローチを繰り返すアンドリュー・クロフォードやアプローチ中央でフロントフリップを入れてアプローチするヨナス・エメリーらに対し、高さに優る鈴木伯と迫力あるトリックで宮脇健太郎が対抗する。

ファイナルRESULT
1.テリエ・ハーコンセン
2.ショーン・ホワイト
3.キア・ディロン
4.ミッヒ・アルビン
5.ヨナス・エメリー
6.鈴木伯
7.ロメイン・デ・マルチ
8.宮脇健太郎
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9.インゲマー・バックマン
10.アンドリュー・クロフォード
11.ジャコモ・クラッター
12.クリスチャン・ギギ・ラフ
13.小林じゅんじ
14.露崎訓史
15.吉野満彦
16.風間政輝

<スーパーファイナル>
ファイナルを通過した8名が20分間のジャムセッション方式で競技を行ない、優勝者が決定する。

テリエは1本目から本領発揮。高さ、スタイル、完成度とも文句のつけようがない。対するショーンもどこからそんなパワーが出るのかと思う程の高さと完成度である。そして前回の雪辱に燃えるキアもKDロールと言うニュートリックを披露し、ミッヒもこだわりのスイッチ9でポイントを稼ぐ一方、期待の鈴木伯が1本目で顔着〜退場と言う熱い20分となった。
(写真5:やっぱこれを見なくちゃ!テリエ・ハーコンセンのメソッドエアー。)

中間発表ではミッヒやショーンに遅れをとっていたテリエだったが、ラスト1分で満を持してのワンフットマックを繰り出して勝負あり!終止安定したライディングを見せつけた3名だったが、エアーの高さと技の多彩さでテリエが優勝をもぎとった!

スーパーファイナルRESULT
1.テリエ・ハーコンセン
2.ショーン・ホワイト
3.キア・ディロン
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4.ミッヒ・アルビン
5.ヨナス・エメリー
6.宮脇健太郎
7.ロメイン・デ・マルチ
8.鈴木伯

表彰式後、いろんなものを客席に投げ込むのはお約束だが、テリエは最前列にいた女の子と帽子を交換し、おちゃめな姿で無事初日は終了。
(写真6:ピンクのビーニーをかぶるテリエ。)


そして明日のストレートジャンプへと続く