SBJ&active紹介No.5
"BOA システムについて"。
ホントなら今回はブーツブランドのどれかを紹介しようと思ったのだが、その前に、今季から本格的に各社で採用され(一部ブランドは2年目)革新的なシステムとして評価を受けつつ、片やまだ未完成のシステムなので怖いと言う声のあったBOAレーシングシステムに関して紹介しておこう。
BOAシステムの最大の特徴は締め上げが簡単に行え、ブーツを脱ぐ際にもワンタッチでレースを解放することが出来ることである。特に女性ユーザーにとってブーツのレースの締め上げは大仕事であり、毎度彼女のブーツのレースを締めさせられている男性も多いことだろう。(笑)
BOAシステムそれ自体は各社とも同一であるため、レースに代わるワイヤーをどう通し、どう足を締めるかが各社の味付けの違い(単純にワイヤーを通すと、各部が均一に締まってしまうためブーツとしては出来損ないになる)であり、それがブーツとしての性能の善し悪しにつながるため、あるメーカーのユーザーにとってはBOAはイイと感じただろうし、別のメーカーのブーツユーザーはまだまだだと感じたかもしれない。
また、実際にBOAモデルを購入したユーザーは、交換パーツがついていたことで「そんなに壊れやすいの?」と感じた人も多かったと聞くが、ホントの所はどうなんだろう?と言う訳で、BOAを採用したメーカー全てに「ぶっちゃけBOAは壊れたの?」と聞いてみた。
まずは可動パーツでもあり、実際に交換パーツを用意したダイヤル部分だがクレームにつながるような事故は、ほとんど報告されていないのが現実のようで、メーカーとしても1年目と言うことで若干の不安は持っていたが、結果オーライと言うところのようだ。また、リフトに乗る際など後ろ足の甲の部分に板を乗せることで、ワイヤーが切れることも予想されたが、これまた現実のクレームにはつながらなかったようだ。
まだ出たばかりのシステムなので確定的なことは言えないが、通常のレースタイプでも数年に渡って使えばシューフックが取れたり、レースが切れたりするが、それと同等以上の性能は確保されていると各社とも判断しているようだ。
実際に起こったクレームの多くは従来のシューフックに当たるワイヤーの取り付け部分が切れたと言うもので、これはパーツの素材の問題や力がかかる方向にねじれが生じるなどの設計に関わる問題のようで、これらに対する改良は各社とも来季に向けてフィードバックされたとのことだ。
まだまだ全体的な比率からすればBOAシステムは少数であり、購入したユーザーは悪く言えば実験台にされてたととれなくもないが、間違いなく革新的なシステムであり、ユーザーフレンドリーなシステムであることを考えると、充分以上に可能性を持ったシステムであると思われる。来季あたりから量販店のセットモデルにも採用されそうなほど熟成しつつあるし、本気で検討するのもイイかなと思わせるシステムである。(断言しよう。私自身、次に履くのはBOA搭載モデルにするぞ。)
*本レポートに使用した写真はBOAシステムを説明するためのイメージであり、当該製品に問題があった、又は特別良かったと言うこと示すものではありません。
次回のSBJ
& active出展ブランド紹介No.6は、northwaveの伝統を受け継いだ"APX snowboard boots"だ。
戻る