<22日(日)大会本戦>
この日は男子セミファイナルから行われた。前日行われた予選突破ライダーを含む16名がファイナルへの8名枠を賭けて争われた。なお、セミファイナル以降は各自2本飛び、どちらか高い方の得点を採用するベストポイント制で争われる。(5人のジャッジが各100ptの持ち点で採点し、最高点と最低点を除いた300pt満点)
男子セミファイナル出場ライダー
(出場順・カッコ内はビブNo.)
1.臼井 真実(#11)ミナミスポーツ
2.今野 昇(#24)Rice28
3.山村 たくや(#28)SIMS
4.ゴッチ(#30)眞空
5.天海 洋(#17)K2 Japan
6.西田 崇(#15)NEWS
7.クリストフ・ウェバ(#1)Salomon
8.デヴァン・ウォルシュ(#2)Forum
9.ロジャーヘルム・スタッドセン(#3)Airwalk
10.ヤコ・ゼッパラ(#4)Burton
11.布施 忠(#5)Rossignol
12.ピーター・ライン(#6)Forum
13.ディオン・デルサーレ(#7)Rossignol
14.平岡 暁史(#8)Lib Tech
15.トーマス・エバーハーター(#9)NITRO
16.ジアン・シメン(#10)Santa Cruz
優勝候補No.1のピーター・ラインは2本ともランディングに失敗してしまい、まさかの敗退。公開練習では本戦以上の難度の技を次々と決めていただけに残念。本戦しか見なかった人には良いとこ無しに見えたことだろう。この後、ピーターは板、グローブ、しまいにはブーツまで観客席に投げ込み、パニック状態を引き起こした訳だが、グローブをゲットした人によると「強烈な香り」を楽しめるマニアックなモノだったらしいぞ。(嬉しいんだか、嬉しくないんだか・・・)
もうひとりの大物、デヴァン・ウォルシュは練習の時からランディングが合わず苦労していた様子だが、ピーターにアドバイスをもらいながら修正を重ねた結果、FSの軸がズレまくった540°でギリギリ8位通過。
布施 忠は外人招待ライダーに負けないくらい高いエアーを出し、540°インディーを決めて3位通過。
日本人予選を1位で通過した西田崇は得点が伸びず惜しくも9位で敗退となってしまった。
ファイナルへと進出したのはこの8人だ。
男子セミファイナルResult
1.ジアン・シメン(Santa Cruz)263pt
2.トーマス・エバーハーター(Nitro)253pt
3.布施 忠(Rossignol)234pt
4.クリストフ・ウェバ(Salomon)220pt
5.ゴッチ(眞空)219pt
6.天海 洋(K2 Japan)216pt
7.ヤコ・ゼッパラ(Burton)215pt
8.デヴァン・ウォルシュ(Forum)213pt
<続いては女子のファイナル>
前日行われた予選突破ライダーを含む8人がスーパーファイナルへの3名枠を賭けて争った。(ルールはベストポイント方式)
女子ファイナル出場ライダー
(出場順・カッコ内はビブNo.)
1.小嶋 貴子(#6)Burton
2.大西 美江(#10)Hammer
3.金田 由貴子(#12)Salomon
4.クラウディア・シルシャー(#1)ATOMIC
5.マーニ・ヤマダ(#2)NITRO
6.ティナ・ビルバーム(#3)Lib Tech
7.柳沢 景子(#4)Salomon
8.タンジャ・バウムガートナー(#5)K2
予選をトップで通過した期待の金田由貴子は2本ともランディングを失敗してしまい、ここで敗退。招待選手でもある柳沢景子は1本目から得意技バックフリップで勝負に出るが、惜しくもランディングで失敗。何とか2本目で360°をしっかりと決めて3位で通過。2位で通過したティナは前日の練習から1本も決められなかったスピンを決めて大喜び。
スーパーファイナルへと進出したのはこの3人だ。
女子ファイナルResult
1.タンジャ・バウムガートナー(K2)250pt
2.ティナ・ビルバーム(Lib Tech)230pt
3.柳沢 景子(Salomon)225pt
<そして女子スーパーファイナル。>
選手が次々とランディングに失敗していく中、柳沢景子が2本目で540°をしっかりと決めて見事優勝を手にした。「誰が勝ってもおかしく無い大会でした。賞金の半分は両親に贈りたいです。」と柳沢。
女子スーパーファイナルRESULT
1.柳沢 景子(Salomon)238pt
2.タンジャ・バウムガートナー(K2)153pt
3.ティナ・ビルバーム(Lib Tech)72pt
会場は日本人の優勝に沸き返り、大盛上りに盛上がった訳だが、実は観客席ではもう一人のヒロインが誕生していたのだよ。その名もクラウディア・シルシャー。彼女はAIR&STYLEに招待される程の実力の持ち主だが、日本での知名度は全くと言っていいほどなかった。しかし、吸い込まれるような碧い目と(まさに)お人形さんのような愛らしさで、一躍会場の人気者になってしまった。
実はこのクラウディア、まだ若干19歳。負けたことがかなり悔しかったようで、控え室では半ベソ状態だった訳だが、ジアン・シメンやトーマス・エバーハーターに「もっと精神的に強くならなきゃダメだ!」と励まされていた。きっと次の大会では活躍してくれることだろう。(来年もAIR
FLYが行われるのなら是非ともまた招待して欲しいぞ。)
<男子ファイナル>
さて、女子のスーパーファイナルが終わると男子ファイナルへと続く。ファイナル進出ライダー8人がスーパーファイナルへの3名枠を賭けて争った。(ルールはベストポイント方式)
技が切れていたゴッチ、布施忠はともに1本目と2本目と共にランディングに失敗してしまい、惜しくもここで敗退。デヴァン・ウォルシュは2本目に得意のレイトで回るアンダーフリップ気味のBS540°を決め、待ってる間にはおどける余裕も見せたが惜しくも5位で終わった。若干19歳のヤコ・ゼッパラはきっちりと720°インディを決めて来たが、惜しくも4位で敗退。かなりスタイリッシュで今後の活躍が期待できる選手だ。ちなみに好きなライダーはジュシ・オクサネンだそうだ。
天海洋は1本目と2本目を共にBSロデオを決めてスーパーファイナルへ進出。どうやらBSロデオに賭けているようだ。トーマス・エバーハーターは大きなBS180°を決めるなど2本とも200ポイント以上をマークしてトップ通過だ。そしてジアン・シメンは相変わらず群を抜くデカいエアーの540°をビタビタにメイクして2位で通過だ。
男子ファイナルResult
1.トーマス・エバーハーター(Nitro)267pt
2.ジアン・シメン(Santa Cruz)265pt
3.天海 洋(K2 Japan)250pt
そしてオーラスの男子スーパーファイナルへと続く。(ルールはベストポイント方式)ここからはダイジェストでレポートしよう。
男子スーパーファイナル1本目:
日本人ライダーとして期待がかかる天海洋は、またしてもBSロデオで勝負をかけてくるがランディングが合わず転倒。
ジアン・シメンは720°で狙ってくるが、ランディング時に板がズレてポイントが伸びず。
トーマス・エバーハーターは900°を狙うもランディングが合わず転倒。
1本目で誰もメイクしきれていない為、2本目が勝負を分けることになる!
そして2本目:
天海洋はもう一度BSロデオに賭け勝負に出た。大きなBSロデオでランディングもしっかりと決め、観客から歓声が沸く!この時点で248ptとトップの座を獲得し、優勝に期待がかかる。248ptと言う得点自体はかなりの高得点だが、残る2人ともファイナルで260pt台を出しているだけに安心は出来ない。
続くジアン・シメンがスタート台に現れた。パイプだけでは無く、スノーボードそのものが好きなんだと話してくれたジアンは得意のエアーで勝負を賭けてきた。大きくゆっくりと回るスタイルの入った540°ローストビーフをビタビタにメイク!大歓声に包まれて発表された得点は258pt!会場は更なる大歓声に包まれる。
そして最後のライダー、トーマス・エバーハーターの登場。ファイナルでの出来を考えると逆転優勝も充分狙える展開だ。大きく720°を決め歓声も大きく沸いた!が、ランディングで手をついてしまい得点は232ptと伸びなかった。
男子スーパーファイナルResult
1.ジアン・シメン(Santa Cruz)258pt
2.天海 洋(K2 Japan)248pt
3.トーマス・エバーハーター(Nitro)232pt
初日の予選から唯一這い上がり、普段はボーダークロスで活躍している天海は「僕なんて大穴でした(笑)これを機にビッグエアーの大会も回りたいと思います。」と嬉しさを隠さなかった。近々、賞金でビッグパーティをやるらしいから、みんなで参加だ!(笑)
「自分の中では安全にやり慣れたトリックをやったんだけど、それが成功して良かったよ。」と話すのは優勝を決めたジアン・シメン。
実はインタビューをしたときに彼と約束をしていた訳だが、「ジアンの720°ローストビーフが好きだよ。」って言ったら「見せてあげるよ。」と答えてくれた。
もちろんリップサービスだと思うし、得意なトリックだからどこかで出るとは思ったけど、優勝を決めたトリックが(720では無かったけど)ローストビーフだったと言うのは、かなり嬉しかったぞ。
と思っていたら優勝会見で会った時には「約束通り、ローストビーフだ!」って・・・。なんてフレンドリーな・・・あなたは世界的なトップライダーのはずなのに・・・。賞金は貯金と(DJをやっているから)ヒップホップのCDを買うとの事で、これまた何て庶民的な事を・・・。ジアン・シメンて凄ぇイイ奴だけど、あんなにフレンドリーじゃカリスマライダーにはなれないなぁ〜(笑)なんてバカな感想を残しつつ暑い熱い二日間は幕を閉じま・・・
・・・まだ閉じない。その夜。
都内にあるクラブでフェアウェルパーティが催された訳だが・・・。やっぱり、ジアンはフレンドリーで、一般客と一緒にブレイクダンスを踊ってるし・・・途中、トーマスのドラムに合わせてジアンがラップするなんてのもあったぞ。相変わらずクラウディアは可愛く、仕事を早めに切り上げた(笑)ピーターはタンジャとティナを引き連れてノリノリ。一方、変わり果てたデヴァンは誰にも気付かれることなく、にこやかに酒を呑み、誰にも気付かれないまま夜の街に消えて行ったとさ。
Article by Prince R
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