■AIR FLY 2001■
AIR FLY in Tokyo
SNOWBOARD STRAIGHT JUMP INTERNATIONAL COMPETITION
2001年7月21日(土)〜22日(日)
東京都立有明テニスの森公園 有明コロシアム
有明コロシアムと言えば、開閉式天井を持つテニスコートで、4年前の「有明AIR
MAKE」以来久々の真夏の大会の開催である。この手の大会につきもののライダーのキャンセルによる入れ替えもあったが、最も働きそうにない(偏見?)ピーター・ラインやデヴァン・ウォルシュがちゃんと来日したことで、35度を越える猛暑の中、2日間を通して総勢7,100人もの観客が訪れた。
会場の外では、新モデルを展示したメーカーのブースが各種出展し、ノベルティーを配ったり、コンテストを協賛している「カーコンビニ倶楽部(うのの車にキツツキがぁ・・・ってアレ)」の実演修理も行われていて、暑い中でも盛り上がっていたぞ。
ところでスノーボード系のブースはいかにもスノーボーダーな兄ちゃんがほとんどなのに、車系のブースには正当派コンパニオンのお姉さまが・・・このあたりハロルド・ミヤモト先生ならば「販促キャンペーンにおける肌の露出の有用性」と言ったタイトルでコラムを書いてくれそうだが、レポートからどんどん掛け離れるので割愛する。
<まずは公開練習より。>
もともとテニスコートな訳で、東京ドームや真駒内の大会のようなキッカーになる訳はなく、ライダー達もいつもとは勝手の違うジャンプに苦戦していた。それもそのはず、高さ17.8mから33度の角度で滑り出し、長さがない分上に飛んでもらおうと言うことで30度の角度でテイクオフ。そこから(わずか)29度のバーンに着地する訳だが、いかんせん全長が67.9mしかないので、即止まる体勢にならなきゃいけない。(限られた空間を長さに使うか、角度に使うか、設計者は相当悩んだでしょうなぁ。)
ところがライダー達を苦しめる小振りのキッカーも、見る側にとっては「よく見える!」と言う最大のメリットになり、どの席からでもライダーの動きが非常によくわかるのだ。また、今大会はTVカメラ(天井カメラまであった)をうまく活用し、即座にリプレイを場内モニタに出してくれるから、わかりやすいったらありゃしない。
そう言った意味では東京ドームの大会より楽しめるかもしれないね。
日本人の中でとにかくキレてたのは、ゴッチ。高さ、安定感とも抜群で、まさにオーラを放ってたね。Burtonから心機一転ニューブランドを立ち上げた石川健二と鈴木伯も気合充分でデカいのをキメてくるし、福山正和や原祐司も名前に恥じない飛びで期待させてくれた。・・・と思いきや、招待選手の外人勢が飛び始めると・・・あかん!やっぱ、全然モノが違う!とにかく高さが違うし、日本人選手がランディングの合わせに苦労し、散々バーンを削るのに、まさにピタ着。(コースメンテが入る回数を見ても明らか)ジアン・シメンやトーマス・エバーハーターは鬼の高さから合わせてくるし、ピーター・ラインなんて(練習では絶好調だったのだ)絶対ムリって思うようなズレた軸で回しておいてピタ着。もちろん下手くそなら呼ばれないんだろうけど、日本では無名のヤコ・ゼッパラやクリストフ・ウィバもスタイリッシュにキメてくる・・・。デヴァン・ウォルシュはランディングが合わないらしく、終始転んでいた。ライダー達の大会直前インタビューはインタビューページで掲載しているのでそっちもチェックしてくれ。(インタビューページはこちらへ)
<21日(土)日本人予選>
女子の予選からのスタート。
翌日のファイナル出場の上位3人枠を賭けて10名のライダー達で争われた。予選のルールは各自2本飛び、その合計点数で順位が決められると言うもの。(5人のジャッジが各100ptの持ち点で採点し、最高点と最低点を除いた300pt満点)
女子予選出場ライダー
(出場順・カッコ内はビブNo.)
1.小嶋 貴子(#6)Burton
2.圷 康子(#7)RCM-Richman
3.上田 ユキエ(#8)Morrow
4.大西 美江(#10)Hammer
5.山越 知子(#11)chorus
6.金田 由貴子(#12)Salomon
7.仲戸川 祐子(#13)NITRO
8.伊藤 明香(#14)MOSS
9.河西 真理子(#15)PURPLEHAZ
10.興梠 麻美(#16)Gray
圧倒的な強さで見事1位の座に輝いたのは金田由貴子。540°と360°と次々に決め、唯一2本とも200ptオーバーを叩き出した安定感で、優勝に期待がかかる。「嬉しいです。本当に。明日もがんばります。」と金田選手。
ファイナルに進出したのはこの3人。
女子予選Result
1.金田 由貴子(Salomon)493pt
2.大西 美江(Hammer)411pt
3.小嶋 貴子(Burton)282pt
続く男子の予選は翌日のセミファイナル出場の上位6人枠を賭けて22名のライダー達で争われた。(予選ルールは女子と同じく2本の合計点数を競うもの)
男子予選出場ライダー
(出場順・カッコ内はビブNo.)
1.臼井 真実(#11)ミナミスポーツ
2.安藤 輝彦(#12)YONEX
3.石川 健二(#13)savander
4.戸谷 隼人(#14)original sin
5.西田 崇(#15)NEWS
6.植村 能成(#16)Burton
7.天海 洋(#17)K2 Japan
8.南浦 辰男(#18)Hammer
9.露崎 訓史(#19)Murasaki
10.小林 じゅんじ(#20)H.H
11.鈴木 伯(#21)savander
12.吉野 満彦(#22)Burton
13.島田 聡(#23)Rossignol
14.今野 昇(#24)Rice28
15.堀尾 宗弘(#25)Burton
16.福山 正和(#26)INFINITY
17.中野 循雄(#27)Gray
18.山村 たくや(#28)SIMS
19.鶴ヶ崎 義徳(#29)Lib Tech
20.ゴッチ(#30)眞空
21.山口 睦生(#31)RCM-Richman
22.原 祐司(#32)Rice28
1本目でただ一人900°を決めた小林じゅんじは残念ながら2本目で失敗してしまい、予選敗退。期待されていた石川健二、鈴木伯、福山
正和、山口 睦生、原 祐司らも1本目はそれなりにまとめながらも、2本目で失敗して予選敗退。公式練習からキレまくっていたゴッチは1本目、2本目と共にBS720°をしっかりと決めての3位。2位の天海洋は1本目BS720°、2本目BSロデオと決めて「ありがとうござ〜いま〜す。」とご機嫌な様子。飛ぶたびに調子を上げて来ているようで活躍が期待される。1本目の540°は196ptで12位と出遅れた西田崇だったが「1本目は失敗したんで次頑張ります。」との言葉通り、2本目はBSロデオで
男子最高の240ptを叩き出し見事トップで通過した。セミファイナルに進出したのはこの6人だ。
男子予選Result
1.西田 崇(NEWS)436pt
2.天海 洋(K2 Japan)426pt
3.ゴッチ(眞空)420pt
4.山村 たくや(SIMS)404pt
5.今野 昇(Rice28)398pt
6.臼井 真実(ミナミスポーツ)381pt
そして明日の本戦へと続く。