世界は繋がる

ハワイ大学のレベッカ・キャン博士が、世界のいろいろな所に住んでいる人のDNAをサンプリングして調べたところ、人類が祖先をどんどん探って行くと最後は15万年ぐらい前にアフリカに住んでいた一人の女性に行き着くという説を発表した。昔は早く結婚して子供を作っていたと思われるので、平均して25歳で子供を作っていったとして約6,000代前の先祖だ。どんな見知らぬ人とでも過去のどこかで、血縁関係があるというのはなんか面白い感じがする。
まあ血縁はともかくとして、人と人との関係は6人目までにはほとんど世界中の誰とでも繋がってしまうという映画がある。「SIX DEGREES OF SEPARATION」だ。たとえば貴方の友人に渋谷の美容師さんがいて、その友人が中山美穂の彼氏を知っていたとすると、貴方→友人の美容師→中山美穂の彼氏→中山美穂となって、貴方とミポリンは繋がっているということになる。こんな感じでやると世界中の人々が(解明できるかどうかは別にして)6人目までに入ってしまうと言うのだ。
もともとこの映画は、アメリカの学生がどんな俳優でも共演者をたどって行くと、ほとんどが3人目ぐらいでケビン・ベーコンにたどり着く事を発見して、本に書いた事が元になっているそうだ。これはインターネットのサイトにも載っていて、ここではケビン・ベーコンと直接競演した人をベーコン・ナンバー1、そのまた共演者をベーコン・ナンバー2と言う具合にして映画俳優の名前を入れると、その人はベーコン・ナンバーが幾つで、どういう映画で繋がっているのか検索することができる(www.cs.virginia.edu/oracle/)。
たとえば俳優としてより、限りなくクロに近い無罪の男として有名なO・J・シンプソンは74年の「タワーリング・インフェルノ」でロバート・ワーグナーと競演していて、ワーグナーは去年公開された「ワイルド・シングス」でケビン・ベーコンと競演しているので、従ってベーコン・ナンバーは2になるわけだ。
これには日本の主だった映画と俳優も網羅されていて、たとえば山田まさとや浅香光代など世界レベルでみるとかなりマニアックな名前まで載っている(ちなみに山田さんはベーコン・ナンバー3、浅香さんは4でした)。
現在ベーコン・ナンバー4までで34万人以上、ベーコン・ナンバー2まででも9万6千人も登録されている。たとえば、ロバート・デ・ニーロはベーコン・ナンバー1だし、ウイル・スミスはベーコン・ナンバー2だ。日本人ではやはり世界の三船敏郎や、タケシ、森繁久弥なんかが堂々のベーコン・ナンバー2で、ベーコン・ナンバー3になると、加山雄三、石原裕次郎、竹中直人が入ってくる。ヒロミ・ゴーもベーコン・ナンバー3だったが、もしやと思ってたどるとベーコン・ナンバー2に松田聖子が入っていた。
でもなぜケビン・ベーコンなんだろうか?、別に彼がハリウッドでもっとも顔の広い男とか、大杉蓮のように映画に出まくっていると言うことでは無さそうだ。このベーコン・ナンバーの平均は2.863だが、たとえばショーン・コネリーをナンバー化すると2.617になると書いてあったので、そういう意味ではショーン・コネリーの方がより顔が広いと言える。たぶんケビン・ベーコンあたりがメチャメチャ有名でもなく、最近は主役より3番手か4番手あたりの役が多いみたいだし、でも一応みんな知っているといったわりに中途半端なポジションにいるから選ばれたのだろう。日本だと布施博とか、三田村邦彦あたりを想像してしまうが…。
さて、ではスノーボードに関係した俳優さんとかはどうだろうか。長江健二は「PROJECT A-KO」と言うアニメの声優の仕事から繋がっていってベーコン・ナンバー4。江口洋介はベーコン・ナンバー3だった。木村拓也は検索で出てこなかったが、稲垣吾郎がベーコン・ナンバー3に入っていたので少なくとも4には入る。
ちなみに私は高校生の時の同級生に桂三枝の弟子になった桂枝三郎というのがいるので、私→桂枝三郎→桂三枝→北野たけし→スティーブ・スミス→ケビン・ベーコンの線か、知り合いが西田ひかるの親友という路線から、私→知り合い→西田ひかる→三上博→スティーブ・スミス→ケビン・ベーコンとなり、どちらにしろベーコン・ナンバーは5だった。
これは、やりだすと結構はまってしまう。スノーボードもテリエ・ナンバーとか作って「貴方はテリエ・ナンバー幾つ?」などとやれば面白いと思う。


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