滑走しているうちに滑走面の表面が荒れてきて、ケバ立ってくる状態を「ケバ立ち」という。

滑走面を触ってみて、引っかかりやザラザラ感がある場合にその疑いがある。ケバには向きがあって、逆に逆目方向はケバが引っかかって抵抗となるため、坂の滑りが悪くなる。

一方の酸化とは、空気(酸素)にさらされたことが原因で、滑走面が化学変化を起こした状態をいう。白など明るい色のペースでは見づらいが、黒色のベース面に粉が吹いたような白い模様が出ていれば、酸化の疑いが高い。一度酸化してしまった滑走面は、ワックスを塗ろうとしても内部まで浸透しなくなり、結果、滑走性能が著しく低下する。

酸化もケバも、滑走面の表面を削り、フレッシュな面を露出させることが解決策。ここでワックスを使った簡単な方法を伝授するが、この方法をもってしても改善しない場合は、ショップ等の専用マシンでサンディングしてもらうしかない。
1ベースクリーナーなどを使って、汚れや古いワックスをきれいに取り除く。特に汚れのひどい箇所は、ブラシなどを使って丹念に落とそう。静電気防止のため、手袋をつけて作業することを忘れずに!
2ダメージのひどい滑走面は、クリーナーをかけた後に乾かすと、真白にケバ立つ。このケバに向きがあるので手で触って引っかかる逆目からワックスを生塗りして、さらにケバをたてていく。ワックスは一般的なパラフィン系のものでOK。
3全体的にワックスを塗布したら、ワックスをかけた逆目の方向から同じようにしてスクレーパーをかけ、滑走面のケバを取り除けば作業完了。
4以上の作業を施しても効果がない場合には、バフやメタルスクレーパーを用いて滑走面の表皮を削る手があるが、均一に削るには技術が必要。自信がなければ、ショップ等に任せたほうが無難。ちなみに、チューニングラボトリー・クリプトンでのサイディング行程は4,000円で受けられる。
滑走面の下地づくり用だが、ケバ取りにも効果を発揮。イエローもしくはレッドが適。
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エッジのサビ自体の悪弊は、滑走に影響を及ぼすより、スボーボードそのものを悪化させることにつながる。つまり一見表層だけに見せれるサビも、放っておけばエッジの内部にまで浸食し、遂にはボロボロに腐らせたり、エッジや滑走面のはくりに至ることもあるからだ。

一方、サビと似て非なるものとして「焼き付き」という症状がある。滑走中にエッジで意志を踏んだりすると、瞬間的にその部分のエッジが超高温にさらされ、焼き付いて硬くなってしまう現象だ。部分的に超硬くなる焼き付きは、普通のファイルや紙ヤスリでいくらこすっても太刀打ちできるものではなく、取り除くにはダイヤモンドファイルとう専用のヤスリを使う。ゆえに焼き付きリペアは、ショップに任せるのが無難といえよう。

また、エッジの歪みや陥没、はくりが見つかった場合も、速やかにショップに依頼するようにしよう。
エッジ周りを作業する場合は、手を切ったりする危険性があるので、まず手袋をはめてから作業にあたろう。またベース面のエッジのサビをとる際は、滑走面を傷つけないように、エッジの際にワックスを生塗りするといい。
サビの具合にもよるが、320番くらいのサンドペーパーを使って、サビを削り落としていく。エッジの面と平行にペーパーを当てながら、作業しやすい範囲に絞ってペーパーをかけてゆくのがポイント。ベース面のエッジのサビを取る場合は、くれぐれも滑走面を傷つけないように、エッジだけを狙ってかけよう。
雪面に接しないノーズやテイル部のエッジのサビ取りには、木片などをサンドペーパーで包んで作業するとやりやすい。
サビ取りの作業をした部分としてない部分では、これだけ差が出る。
あらかたサビを取り終わったら、金属粉などの汚れを取るため、ベースクリーナーでエッジまわりを拭いてやろう。
サビ取りをしたばかりのピカピカのエッジは、再びサビが浮かぶのも早い。市販のさび止め油や防錆ペンなどを塗布して、サビ止めをすれば作業完了。この際、さび止め剤がが滑走面に付着しないように注意しよう。
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