ハロルド・ミヤモト氏ハロルド・ミヤモトのスノーボードコラム集

R・ドーキンスの「利己的遺伝子(セルフィッシュ ジーン)」の理論によれば、人間は遺伝子の乗り物にすぎないらしい。

スノーボードをしたら気持ちがいいというのは、実は遺伝子の中にプログラムがはいっている。これは遺伝子を残して子孫繁栄させようとする為に、生物はセックスしたら気持ちがいいというのと同じである。ご褒美として気持ちがいいのである。これが気持ちが悪かったら誰もセックスしなくなって人類は死滅してしまう。

逆に言えば気持ちのいいことというのはそれをさせようと言う遺伝子の意図が感じられるのだ。ぽこちんがでかい男の方がもてるのでそう言う男の遺伝子が残りやすい。やがてちいさいポコチンの男は淘汰され絶滅してしまうだろう。でかい方がよく精子が飛ぶので受精率がたかく優秀なわけである。

スノーボードをしていたら満足感がある。遺伝子がそうさせている。すべての事象は遺伝子のたくらみに起因している。

ここ何年かはスノーボードの有効エッジ長が少しずつ伸びてきているが、これにも理由がある。いぜんよりしなやかなフレックスが出せるようになったのでターンの導入が容易になったこと。フリーライディングでの切り返し重視のためにボードのウエストが細くなり安定性を維持するために長くなっている。

一般的に男性はくびれたウエストが好きだ。これはくびれたウエストがヒップとバストの大きさを強調するからだろう。一般的に男性が叶姉妹のような放漫なボディ恭子96-56-90,何とか子98-56-90が好きなのは、繁殖に適しているからだろう。逆に女性がやせ形の体型に憧れてダイエットなんかするのはまだ子供を作りたくないとかまだ男を選別したいという時に体脂肪を落とす事により無意識のうちに避妊しようと言う潜在意識があると考えられている。竹内久美子説結婚して太るのは幸せ太りなどと言うが本当は避妊しなくてよくなったために無意識のうちに体脂肪を増やしているとも考えられる。

ポコチンの長さが長い方がいいというのと同じである。ただ長いほうがいいと言っても無限に伸びるわけでなく、他の要因があって止まる。

進化というのは一様に進んできているような部分と多様性を確保する部分がある。これからも淘汰されるブランドがでてくるだろうが、数個のビックブランドだけになるという事は考えられない。

スキーウエアは最近はクロスボードなどといってダブッとした感じの物もあるが、基本はぴちっとして体型が出やすい。それに比べてボードはご存じの通りルーズフィットである。

このルーズフィットというのは体型がある程度わからなくなる。スキーのほうが出てしまう。これはたとえば女の子が着ると、女であることを隠すようになる。

スノーボードウエアの中でもブランドによっては、ややぴっちり目のレディースラインもあるが主流にはなっていない。なぜこのようなぴちっとして身体の線がでるようなのをレディースラインと呼ぶのだろうか?男性専用とかいってぴっちりした男性用などみたこともない。

体の線を強調して男の気を引こう。他の女性に対してもボディをアピールして「あんたなんかだめでしょ」と攻撃性を発する。

スノーボードウエアの場合、他の女性の攻撃性をおこさせないで、すっと男の中に入っていって目指す男を捉える。

攻撃性がある。本質には、同性には闘争に勝たねばならない。

ウエアに限らず女性のウエアという物は、女性の人生の大事なときに、全部脱がされる物である。脱がされないようでは意味がない。そのために女性は着飾る。ダラーっとしていざというときすぐに出来るようじゃなければだめだ。

神様いると思うな。唯物論派なんで、いわゆる宗教の神さんは信じてないけど。仏教とかキリスト教とか矛盾だらけやしね。

でも物理的な法則が決まっているのは神さんのせいやと思います。

ただ、神さんが細かい個人個人の生死まで見ているとは思ってません。遺伝子のレベルで考えると、遺伝子を残したらその人は用済みやし。のこせないなら淘汰される遺伝子をもっているだけのこと。年をとって性的な魅力が無くなるのも、やがて死ぬのも、いったん次世代に渡ったより優秀と目される遺伝子がまた古い遺伝子とくっつくことをさけているだけやと思う。だって爺さんとかがもてて若い子がみんな爺さんのもとに行ったら、古くさい遺伝子ばっかり残って意味が無くなるようにおもいません?

摂理というんかな?それだけやと思います。おやじもガンやったけど、ガンで死ぬと言うことはガンに弱い遺伝子を持っているからで、やがてその遺伝子をもっている人がどんどん死ねば、ガンに強い遺伝子をもった人類が増えるということだけなんかな。どう思います。

参考文献日高敏隆、竹内久美子「もっとウソを!」文春文庫刊

GTM(SNOWing誌00'02月号)掲載