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障害者スノーボードW杯バンクドスラロームで優勝した成田緑夢=13日、韓国

2018年に開催される平昌パラリンピックのテスト大会となる障害者スノーボードのワールドカップ(W杯)は13日、韓国の旌善(チョンソン)で男子下肢障害バンクドスラロームの決勝を行い、成田緑夢(ぐりむ)が優勝した。W杯での同種目の勝利は自身初。10日のスノーボードクロスで3位となったのに続き、今大会2回目の表彰台となった。
バンクドスラロームは、コース上に設けられたバンクを滑り、3回の滑走でベストタイムを競う。成田は「(バンクドは)あまり得意ではない」としながらも、バランスをとるために腕の位置を調整した2本目、ターンでスピードに乗り一気にトップに躍り出ると、今季W杯無敗のフィンランドの選手を0.29秒の差で破った。

成田は、スノーボードで2006年トリノ五輪に出場した成田童夢と今井メロの弟。幼いころから父親の指導を受け、兄弟と五輪を目指していた。トランポリンやスキーで活躍していた13年春、トランポリンの練習中に着地に失敗。左膝を骨折する大ケガで、膝から下の感覚を失う障害を負った。

痛みを我慢してスポーツを再開すると、怪我や障害を負った人達から「勇気をもらった」とSNSでメッセージが届いた。初めてスポーツをする意味を考えるようになったという。スノーボードを始めたのは今季から。この日の試合後「挑戦してきた結果が実ったことはうれしい。でも、今日は運が良かっただけで、実力はまだまだ。来年に向けて、課題を改善していきたい」と話した。「怪我をした人や障害者の希望になりたい」と、1年後の平昌パラリンピック出場を目指している。

(via: 朝日新聞, NHK



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