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ban.Kハーフパイプ | (c) bankei.co.jp

これはスキー人気の低下の表れなのか。全日本スキー連盟(SAJ)は7日、札幌市ばんけいスキー場で11、12日に開催予定のフリースタイルスキー全日本選手権ハーフパイプ(HP)が出場者不足のため、中止になったことを発表した。
同競技では2014年ソチ五輪で女子の小野塚彩那(28=石打丸山ク)が銅メダルを獲得。今回初めて男女の全日本王者を決定する予定だったが、男子7人、女子2人の計9人しか出場申し込みがなかった。SAJの高野弥寸志フリースタイル部長(54)は「非常に残念だが、日本最高位の大会ならトップレベルのレースにする必要がある。今後、競技者を増やして大会を育てたい」と話した。

今回の“悲劇”の背景には大会日程の重複と競技の特殊性がある。小野塚ら日本の主力選手は18日に平昌(韓国)で開催されるW杯に出場。12日に韓国に出発するため、全日本選手権にエントリーできなくなった。開催時期や開催地を変更することで対応したかったが、高野部長は「HPは開催条件を満たすスキー場が国内で1〜2か所しかなく、一度決めたら変更は難しい」と苦しい事情を説明した。

1995年から全日本選手権を開催しているスノーボードHPでは、こんな事態は起こらないだけに、スキーHPの競技人口が少ないことが改めて浮き彫りになった。

とはいえ、スキー人口はスノボ人口よりも、はるかに多い。「レジャー白書2016」によると、15年のスキー人口が480万人なのに対し、スノボ人口は260万人。前年がスキー480万人、スノボ280万人だったことを見ると、スキーは横ばいで、むしろスノボが減っているのが実情だ。回転や大回転といったほかのアルペン競技で、こうした話が聞こえてこないことを考えると、スキーHPの環境整備・改善が今後の競技人口拡大のカギになりそうだ。

東スポweb
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