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暖冬で兵庫県北部なども記録的な雪不足となった今季、県内全15カ所のスキー場の合計入場者数は約48万6千人で、昨季の5割強にとどまったことが、神戸新聞社のまとめで分かった。人工造雪機などを導入していない施設は特に深刻で、昨季の2割に満たなかったスキー場も。12カ所を抱える但馬地域では、周辺の宿泊施設や小売業などにも暗い影を落としている。
気象庁によると、今季の累積降雪量は3月31日までで、兎和野高原(兵庫県香美町村岡区)で458センチ。昨季まで10年間の平均約730センチの6割程度にとどまり、豊岡市でも平年の3割弱しか雪が降らなかった。

多くのスキー場が1月下旬までオープンできない状態が続き、イベントの中止も相次いだ。ハイパーボウル東鉢スキー場(養父市別宮)の営業日数は過去最少の34日間。深刻な雪不足に見舞われた2006年度の42日間を大きく下回った。シーズン中、営業中断もあり、従業員らが雪を運び込んでゲレンデを修繕するなどの対応にも追われた。

例年通りの営業日数を確保した六甲山スノーパーク(神戸市)を含め、入場者数は全15スキー場で昨季を割り込んだ。同パークは「暖かい日が多く、『スキーをやろう』というマインドも盛り上がってこなかったのではないか」と分析する。

県や地元市町がリフト代の割引費用への補助や、融資の利息負担などの支援に乗り出したが、関係者の表情は暗い。養父市にある道の駅は「昨季から1割以上利用者が減った。冬はかき入れ時だったのに」。但馬地域のスキー場の管理者は「ここ数年、少しずつ入場者が増えていたが、来季すぐに戻るとは思えない」と雪不足のイメージ定着を恐れる。

豊岡市は宿泊施設などへの影響を軽減するため、16年度は訪日外国人観光客をターゲットにしたPRに力を入れ、通年での誘客を目指す。若杉高原おおやスキー場(養父市大屋町若杉)が、夏用の人工芝ゲレンデや併設するキャンプ場のオープンを例年より1週間早めるなど、スキー場自身も暖冬の影響払拭(ふっしょく)へ対応を始めている。

神戸新聞NEXT
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