奥山華波

大石田町大石田中2年、奥山華波(かなみ)さん(13)が3月18日、岐阜県郡上市の鷲ケ岳スキー場で開かれた第34回全日本スノーボード選手権大会スロープスタイル一般女子のクラスで優勝した。奥山さんは、今後プロとして活動する予定。オリンピック出場を目標にしており、これからの成長が注目される。
奥山さんは町内の自動車販売・整備業「奥山モーター商会」役員で、サーフィンやスノーボードが趣味の父・賢一さん(40)の影響を受け、小学4年の時から町営里山スキー場(運営休止中)でボードを始めた。面白さにはまり「誰よりもうまくなりたい」と思った奥山さん。賢一さんから「それなら誰よりも練習しないと」とアドバイスを受け、花笠高原スキー場(尾花沢市)、裏磐梯猫魔スキー場(福島県北塩原村)などで滑走を重ねた。

15年4月からは、冬以外も利用できるスキー・スノーボードジャンプ施設「東北クエスト」(宮城県村田町)で腕を磨き、同年夏は東北クエストに通う同世代の仲間と長野県小布施町の施設で合宿し、着実に力を付けたという。

中学校ではボードの練習時間を確保するため、あえて書道部に入部。学校から帰ると両親に連れられ、東北クエストや猫魔スキー場まで片道1時間40分〜3時間ほどかけて通い、午前0時ぐらいに帰宅する日々を過ごしてきた。

今冬は本格的に全国各地のプロ、アマ大会に出場。そしてプロになるために臨んだのが今回の全日本スノーボード選手権大会だった。スロープスタイル一般女子には計39人がエントリー。全長350メートルのコースを滑り、途中にある鉄のレールやスロープでジャンプなど計3回の技を決め、2回滑ったうちの点数の高い方で技術力を競った。「公開練習の時から絶好調だった」と奥山さん。難度の高い技で構成し、86.25ポイントを記録し栄冠に輝いた。「緊張していたけど周りを気にせず、自分の滑りができた」と振り返る。

奥山さんは「全日本大会で3位以内」などの条件を満たしたことで、プロ認定を受ける予定。「オリンピックや世界で通用する選手になりたい」と瞳を輝かせている。

山形新聞
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