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円筒を半分に切った形のコースでジャンプの技術などを競うスノーボード・ハーフパイプ。奈良市立鼓阪北小5年の梨木心礼(みれい)さん(11)が、2月に北海道で開かれた「JOCジュニアオリンピックカップ」の小学校高学年女子の部で優勝した。昨年は準優勝で、持ち前の「負けず嫌い」の性格、生活面も含めた自己管理に取り組み、日本一に輝いた。
昨年3月の同大会で2位となった後、自宅の居間に「次は優勝」と書いた紙を張った。「その紙を見て気持ちを高めてきた」という。

心掛けたのは自己管理。未来の冬季五輪メダリストの育成に向け、長野県が進める「SWANプロジェクト」のメンバーに選ばれたのがきっかけだ。昨年1月から毎日、起床後の脈拍数や食事、練習時間などをノートに記録。食事内容は主食、主菜、副菜などに自分で分類して書き込み、父一憲さん(45)は「やらせられるのでなく自らやっている。ここ2、3年でぐっと成長した」と話す。

自己を見つめる意識は、練習も同様。「中途半端な気持ちでしか滑れない時は練習をやめる」。一方で集中して滑った後は「リフトに乗りながら、なぜ自分の思うように滑れなかったのか理由を考える」という。

梨木さんは今月16日に奈良市役所を訪れ、仲川げん市長に優勝を報告。激励を受け、「技をたくさんの人に見てもらえるのがうれしい。世界で活躍したい」と抱負を語った。

毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160323/ddl/k29/050/607000c