米沢市の天元台高原スキー場内のレストラン「白樺(しらかば)」で食事をした利用客がノロウイルスによる食中毒の症状を訴えたとされる問題で、同市内の小学生や高校生など計約70人が体調不良を訴えていることが17日、関係者への取材で分かった。
県は同日、男性利用客8人と調理をした従業員男女7人の便からウイルスを検出し、ノロウイルスによる食中毒だったと断定した。置賜保健所は17日から19日まで営業停止を命じた。同レストランは16日から営業を自粛している。

県は地元小学校のスキー教室やスキー競技の選考会などの参加者ら44人が発症したとしているが、山形新聞の取材では高校生など、さらに約30人以上が体調不良を訴えているとされ、県は調査を進めている。

レストランの運営会社天元台(米沢市、斎藤友久社長)や関係者によると、発症者は14日に食事をしており、この日は米沢西部小や米沢工業高のスキー教室と、県中学体育連盟のスキーアルペン東北・全国大会選考会が開かれていた。県食品安全衛生課の話では、同小児童、20代男性教諭と選考会役員、スキースクール指導員の計44人が発症し、うち22人が受診、男子児童2人が入院した。県が把握している利用客は178人で、カレーライスやソースカツ丼などを提供。全てに千切りキャベツとグレープフルーツが付いていた。

同市教育委員会などによると、同小6年生111人がスキー教室に参加。全員カレーライスやサラダなどを食べた。一部児童が15日夕、下痢や嘔吐などを訴え始めたという。入院した2人を含め38人が体調不良を訴えている。同小は感染防止のため18、19の両日は6学年を閉鎖。15日には5年生が同所でスキー教室を行っており、参加児童の健康状態を確認している。

米沢工業高では機械生産類の生徒約200人がスキー教室に参加。一部の生徒が発症し、18、19の両日は同類の全員を家庭学習とすることを決めた。天元台の話では、同高では約20人が発症したとみられる。

選考会には県内36校から男女約90人が出場。県中体連は17日現在、生徒約10人の発症を把握しているが、さらに増える可能性があり、18日に参加全校を調査する予定。

天元台の集計では、14日にレストランを利用したのは延べ約400人。同社は安全が確保されるまでレストランの営業を控える。

山形新聞社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160118-00000330-yamagata-l06