高原宜希

スノボ高原宜希、プロ初戦で優勝 目標は2022年北京冬季五輪

スノーボードクロスのプロツアー初戦、かぐらクロスチャレンジは10日、新潟県のかぐらスキー場で開かれ、今シーズンからプロ転向した福井工大福井高3年の高原宜希(OXESS、チームエスペランサ)がデビュー戦で初優勝した。
海外遠征組を含む国内トップ選手ら78人が出場。4人1組、2人勝ち抜けのトーナメントで争われた。

高原は準決勝までの5レース全てで1位。国内プロランキング1、2位の選手と戦った決勝は、スタートで前に出ると、一度もトップを譲ることなく優勝した。

昨季日本協会(JSBA)のアマチュアランキング1位となり、10月にプロ登録。11月はナショナルチームの一員としてオーストリアに遠征し、世界のトップ選手とさまざまな地形を滑り、腕を磨いた。福井県スキー連盟スノーボード部の利内浩二さんは「ルーキーの優勝は聞いたことがない。海外でいろんな地形を滑ったことで滑りの幅が広がり、選手として一回り大きくなった」と喜んでいる。

(写真:プロデビュー戦を制し、喜ぶ福井工大福井高3年の高原宜希(左から2人目)=新潟県のかぐらスキー場)

■身体能力武器に「世界へ」


17歳高原が鮮烈なプロデビューを飾った。予選から6戦全てトップを走り続け、並み居る国内トップ選手を押さえて優勝。周囲を驚かせたルーキーは「決して調子は良くなかったが、トントン拍子で勝っちゃった」とこともなげに語った。

ハーフパイプやスラローム、細かいウェーブが連続するロールセクションが連なるテクニカルなコース。縦の滑りやジャンプが得意の高原にとっては「曲がりが多く、抜きどころがない」苦手なコースだったが、11月のオーストリア遠征で磨いたスタートが生きた。

決勝はスタートで飛び出すと、板のエッジを立てて滑る得意のカービングターンで加速。「スタートで出たら勝ちだと思っていた」。アマチュア随一だったスピードは、トッププロをも寄せ付けなかった。

小学5年で空手の組手福井県チャンピオンに輝き、春江中で野球部主将を務めた身体能力が武器。5歳でスノーボードを始め、クロス転向2年目の昨季、アマチュアランク1位に躍り出た。プロ転向した今季、2月以降は戦いの場を海外へ移す。「世界のトップ選手はすごい。同じ環境でもっと経験を積みたい」。目標の2022年北京冬季五輪出場へ、トップスピードで突き進む。

福井新聞
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/sports/87356.html