群馬
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暖冬の影響が群馬県内のスキー場を直撃している。県のまとめによると、昨年12月29日〜1月3日までの年末年始の6日間で、県内23カ所のスキー場を訪れた利用者数は計16万6233人。前年度比30・6%減(7万3138人)で、記録が残る平成5年度の調査以降、最少となった。積雪不足で大半のスキー場が部分的な営業しかできず、スキー客からも、スキー場関係者からも、ため息がもれる。
県観光物産課は利用者数を地区ごとに集計。片品地区は最多の4万3431人が訪れたが前年度比41・8%減と大幅に落ち込んだ。以下、嬬恋地区3万6827人(6・2%減)▽沼田・川場地区3万1218人(0・3%減)▽水上地区2万8428人(55・2%減)▽草津地区2万6329人(14・1%減)。全地区で前年度割れとなった。

県の集計では同期間の利用者数が10万人台となったのは初めてで、東日本大震災の影響を最も大きく受けた平成23年度でさえ20万人台を維持していた。24年度以降は利用者数が持ち直し傾向にあったといい、暖冬が県北部の観光誘客に水を差す形となっている。

実際、雪不足のため営業を見合わせるスキー場が続出。連休を控えた8日現在、県内で全コース滑走可能なスキー場はまだない。気温が高いために人工降雪をかけても溶けてしまい、「寒くなって雪が降るのを待ってオープンするしかない」。スキー場関係者は、声を落とす。

積雪50センチで8コースのうち5コースで滑走可能という草津国際スキー場だが、ゲレンデの一部には草が露出していた。埼玉県越谷市から来たという会社員の関根道泰さん(54)は、「草津に泊まってスキーと温泉を楽しみにきた。久しぶりだったけど、これほど雪が少ないとは思わなかった」と首をかしげていた。

例年だと、この時期3〜4メートルの積雪があるという谷川岳天神平スキー場の積雪は100センチ。それでも県内では最も多く、上級コースは点検中だが、粉雪を楽しめる。前橋市の会社員、高橋亮介さん(32)は「積雪は少なめだけど、雪質もよく、スキーは楽しめた」と話した。

前橋地方気象台によると、関東甲信地方の向こう3カ月の気温は、北からの寒気の影響が小さく、例年よりも高めになる見通しという。暖冬は今後も続きそうな気配だ。

■アルペン会場を変更 県高校総体スキー競技会

県高体連は8日、12日から始まる県高校総体スキー競技会のアルペン種目について、会場をスノーパーク尾瀬戸倉(片品村)から軽井沢スノーパーク(長野原町北軽井沢)に変更すると発表した。雪不足が原因だという。

スキー競技会のノルディック種目は予定通り、水上高原スキーリゾート(みなかみ町)で開催する。

同事務局によると、雪不足が原因で会場が変更になるのは異例だという。



産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160109-00000053-san-l10