福井

福井県内の正月三が日は、昨年同時期の大雪から一転して好天に恵まれ、暖かい日もあった。この好天に泣いたのは県内スキー場。人工降雪機のある2カ所以外は三が日の営業ができず、オープン日が記録的な遅さになるところもありそう。関係者からは「年末年始、ファミリー層に来てもらいたかったが、ここまで降らないとは…」とため息が漏れている。
オープンできていないのは、福井和泉スキー場、九頭竜スキー場(大野市)、雁(かり)が原スキー場(勝山市)、新保ファミリースキー場(池田町)。いずれも人工造雪機を持たず、自然の雪を待ち望んでいる。

奥越の3スキー場は、昨年12月下旬からの営業を目指していた。福井和泉は、過去25年間でオープン日が年明けにずれ込んだのは3回で、今回は11シーズンぶり。これまで最も遅かったのは1998年の1月7日だった。土本裕和支配人(45)は「今シーズンは記録を更新してしまいそう」と天気予報をにらむ。4日も積雪は15センチ。「これまでに受け付けられなかったツアーバスは50台ほどになる計算」(土本支配人)と嘆く。

九頭竜、雁が原は積雪なし。両スキー場とも例年、この時期1メートルほどはあるという。雁が原の笠川一照支配人(69)は「ここ20年ほどで一番雪がない。今月中旬からは学校のスキー教室など団体予約が多く入っているのに」と気をもむ。

人工造雪機のあるスキージャム勝山(勝山市)と今庄365スキー場(南越前町)は、ゲレンデの一部で営業。ただ、三が日はスキージャム勝山が前年のおよそ半数の5770人(前年1万1300人)、今庄365も1千人(前年2500人)と大きく減らした。

福井地方気象台によると、福井県内は4日も気温が15度前後まで上がり、3月下旬から4月上旬並みの暖かさだった。ただ9〜11日ごろには寒気が流れ込み、山間部を中心に積雪の可能性がある。各スキー場からは「3連休に期待したい」との声が聞かれた。

(写真:雪不足でオープンが遅れている福井和泉スキー場=4日、福井県大野市朝日前坂)

福井新聞
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