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カザフスタンの首都アスタナに「スキー場付きマンション」の構想が持ち上がっているとCNNが報じている。
カザフスタン建築家協会のメンバーでスキー愛好家のショハン・マタイベコフ氏が提案したこの「スラローム・ハウス」。建築許可が得られれば、21階建てマンションの屋上から全長326メートルの斜面でスキー・スノーボードが楽しめるようになる。総工費は7000万ドル(約84億円)前後。実現に向けて一部の業者などがすでに関心を示しているようだ。

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ここアスタナでは、1月の平均気温はマイナス15度にもなり、シベリア寒気団の直撃によっては最低気温がマイナス50度近くになることもあり「世界で最も冬の寒さが厳しい首都」とも言われている。しかしながらスキー・スノーボードを楽しめる場所がほとんどなく、近くのスキー場まで車で4時間もかかるという。マタイベコフ氏はもっと気軽にスキーがしたいという思いから、このプロジェクトを思い立ったようだ。

このスラローム・ハウスのデザインは先月、シンガポールで開催された世界建築フェスティバル(WAF)の将来プロジェクト・住宅部門にノミネートされたもので、応募書類によると、低層階部分には小売店や飲食店のスペースが入り、その上に2寝室の住居421戸を設ける。スキー専用の入り口からは眺望の良い「パノラマ・エレベーター」で屋上まで上ることができるとのこと。



ちなみに屋上のスキー場プロジェクトといえば、奇想天外な未来型建設物のデザインを得意とするビャルケ・インゲルス・グループ(Bjarke Ingels Group)が提出して勝ち取ったデザインで、現在デンマークの首都コペンハーゲンの中心部に建設中のアマーバッケ火力発電所の屋上スキー場が先にあり、そちらは4年後の完成を目指している。


(写真:現在建設中のアマーバッケ火力発電所のイメージ)



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