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Yahoo!ニュースにて8日、日本オリンピック委員会(JOC)が主催するアスリートの就職支援プロジェクト『アスナビ』に関する特集ページが掲載され、ガールズチームTOMBOYとして、また女子スノーボードのナショナルチームとして活躍する、佐藤夏生(さとうなつき)にスポットを当て、競技生活と就職活動について紹介している。
「アスナビ」は、安定した競技環境を求める選手と、競技活動に理解を示す企業を結びつける事を目的とした、2010年に始まったプロジェクト。これまで延べ約180選手が自己アピールを行い、夏季競技37人、冬季競技28人、パラリンピックを目指す8人の計73選手が就職を決めた。

今年7月には、全日本選手権を4連覇するなど国内敵無しともいわれるスノーボードクロス日本代表の桃野慎也も「アスナビ」を活用し、企業への就職が決まった。しかしながらJOCによると、冬季競技は遠征が多く、会社で仕事のできる時間が限られてしまうため、就職が難しい傾向にあるという。

「就職か、それとも引退か―」。現役ピークを過ぎたアスリートの言葉ではない。まだ20代前半、これからの活躍が期待される国内トップアスリートの口から出た言葉だ。メダルを期待されるほど華々しい実績を残しても競技が続けられない。2020年の東京五輪に向けて高まるスポーツ熱の陰で、もがくアスリートたちがいる。(Yahoo!ニュース)

佐藤夏生もまたその一人だ。今年3月に行われた全日本選手権大会では2位入賞を果たし、2018年の韓国・平昌冬季五輪の出場も期待されている。しかしながら一方で、海外遠征や大会参加費などを含めれば年間で約170万円の活動費がかかるという。アルバイト代、スポンサー、競技団体からの補助金といった収入は、生活費なども引くと手元に残るお金はほとんど無い。

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佐藤は「シーズンオフには月に200時間もアルバイトをしなければなりません。ですが、私が働いている間にも世界のトップクラスの選手は練習している。彼女たちは生活時間のほとんどをスノーボードにあてています」と語っている。

ファンから見ればスノーボーダーの活躍は華々しい世界。しかしながら国内トップライダーでも直面しているマイナースポーツのこうした現実。Yahoo!ニュースでは、「五輪目指して『就活』 トップアスリートの挑戦」と題し、ドキュメンタリー動画と、この動画では伝えきれない補足を含めたテキストで特集しており、かなり考え深い内容となっている。

佐藤はYahoo!記事掲載後に自身のSNSで、「就職か引退か、というのは違う選手のコメントです!わたしはスノーボードはまだまだ引退しません」と注意を呼びかけ、「スポンサーの皆さまに感謝し支えていただきながら、競技としてのスノーボードと生活の両立のために就職活動中です!そしてこの活動が今後のシニア選手の参考にもなれば、幸いです」と自分の就活だけでなく、これから直面するであろう選手達に繋がればと願った。

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