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8日放送の報道番組「NEWS23」(TBS系列)に、今年2月に撮影中の事故から下半身麻痺となり、入院療養していた岡本圭司の特集が放送された。
この特集のタイトルは「もう一度雪の上へ!悲劇のスノーボーダー」。怪我後、岡本とすぐに連絡を取り、定期的に取材を続けてきたTBS。番組では入院生活から退院まで、岡本とその家族を追った。

以下全容。

もう一度雪の上へ!悲劇のスノーボーダー


これまで絶望的な大怪我からキセキの復活を遂げたアスリート達がいます。そして、今スノーボード界でキセキの復活を信じるカリスマに密着しました。

世界チャンピオン 角野友基から恩師へ

今年2月、角野友基選手がスノーボードのビッグエア、世界一に輝きました。表彰台の真ん中で掲げたボードにはあるメッセージが・・・『Ride For Keiji=圭司のために滑る』

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角野友基「圭司君と一緒に取った優勝だと思う。そういうのを本人に伝えたら頑張れるかもしれない。」

その人はスノーボードの魅力を教えてくれた恩人。でも彼は今、滑る事ができません。

日本スノーボード界のカリスマに起きた悲劇

岡本圭司さん33歳。10年以上前から世界で活躍を続ける日本スノーボード界のカリスマ。誰よりもスノーボードを愛し、その魅力を日本中に伝えようと全力を注いできました。

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ところが今年2月、撮影中の事故で崖から転落。脊椎を傷つけ足が動かなくなりました。

「終わったっていう。想像しました足が動かない自分の将来を。想像しちゃって(笑)めっちゃ怖かったです。・・・怖かったです。」

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医師から「一生車いす」と告げられ、悲痛な思いをブログに綴りました。
夜なんて一人になると凄い恐怖感に襲われます。足は動くようになるのか、感覚は戻ってくるのか、見えない明日に不安を感じながらただただ時間が過ぎるのを待つだけ。 − 2月28日のブログより

夢にまで見るスノーボード

何より辛かったのはスノーボードを奪われた事でした。

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「結構、毎日夢では見るんですよ。スノーボードをしてる夢とかスポーツをしてる夢。凄い嫌な気分になるんですよ(笑)やっぱり夢かみたいな。」

夢の中でしか滑る事が出来ない悪夢のような現実。絶望が心を覆いました。

妻・純子さんの存在

そんな岡本さんを支えるのは3歳年上の妻・純子(すみこ)さん。事故の翌日から毎日3時間、動かない右足をマッサージし続けました。

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純子さん「最初はもうロウ人形みたいな足で。真っ白でカチカチで・・・。足が動かないって信じられないというか、現実味があまりなくて。」

岡本「たぶん足は一生動かないし、もう無理だって言ったら『大丈夫、大丈夫』って言い続けるんですよ。何を根拠に大丈夫って言うてんねんて。『大丈夫』ってアホの一つ覚えみたいに(笑)」

純子さん「大丈夫って思ってたし、今も思ってる。治ると思ってる。全く動かなかった時も絶対大丈夫って思ってた。」

思いは奇跡を呼び起こす

『大丈夫』。魔法の言葉はキセキを呼びます。

事故から17日、足首に反応。

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純子さん「足首動いてるやん。ほら。ほら。足首のとこ線が入ってる。」
岡本「曲がった!」
純子さん「凄い!」


事故から47日、車いすに乗る。

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純子さん「凄ーい!」


事故から60日、立位訓練開始。

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もう動かないと言われた足が動き、歩く練習も始めました。

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「今まで歩く時に、歩き方とか考えた事なかったから・・・。こんなに実は歩くのって難しいねんなと思って。」

焦る気持ち、先の見えない不安

でも、回復への道のりは予想以上に長く、先の見えない不安が胸を締め付けました。
こんなに毎日リハビリやってるのに、全く成果は見えない。永遠に抜けだせない地獄に落とされた様だ。 − 5月30日のブログ

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純子さん「『ごめんな、すみちゃん』みたいな感じで、『俺、もしかしたら本当にこのまま車いすかもしれへん』って急に冷静なことを言ったので、頑張る気力がもしかしたら途切れてしまったのかも、とかいろいろ思ったりとか・・・。」

もう一度スノーボードがしたい、もう一度自由に雪の上を滑りたい。はやる気持ちに追いつかない苛立ち。そんな岡本さんに純子さんは、、、

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純子さん「この先、普通に歩く事がもし出来なくても、それはそれで、私は全然いいんやでって。だけどやっぱり圭くんはスノーボード大好きで、それが生きがいだから、そこに戻りたいと思ったら、滑れるようになるまで頑張ろうなって。」

何度も転んで、何度も立ち上がって、スノーボードも上達してきました。だから、いつかきっと・・・

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岡本「リハビリがつらい分だけ、スノーボードをした時の喜びは半端ないと思うので。」

代表を務める大阪KINGSで待つ仲間達

事故から8ヶ月たった今も、足取りはまだおぼつきません。それでも仲間達は岡本さんの帰りを待っています。

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スノーボーダー「元気そうで良かった」
岡本「帰ってきました。心は元気です(笑)」

恩返し

仲間へ、家族へ、恩返しはスノーボーダーらしく。

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岡本「皆、応援してくれているから、ターンを見せたいです。一発目(復帰して最初の)のターン。子供にも見せたいし、奥さんにも見せたいし。」

退院

10月1日、退院。

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「僕自身の人生とか、僕自身のスノーボードとかっていうのは、まだまだ続いている。」

やりがいのある事に簡単な事は無い

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古谷有美アナウンサー「こちらスタジオに岡本さんが使っているスノーボードを用意したんですけれども、こんな文章が書かれています。『NOTHING WORTH DOING IS EASY』やりがいのある事に簡単な事は無いと。正に今の岡本さんの状況なんですね。」

膳場貴子「そうですね、ほんとそれを今、正に地で行ってらっしゃる。とっても応援したい気持ちになりましたね。」

古谷有美アナウンサー「先を目指す姿、今後も追い続けていきたいと思います。」





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http://www.heavysnowker.com/archives/51960839.html



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