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近畿地方のトップを切って滑走できる人工雪ゲレンデで知られる兵庫県豊岡市の神鍋高原にあるスキー場「アップかんなべ」のみやの森コース(長さ約650メートル)について、運営会社の「神鍋観光」は今季2016シーズンの人工造雪を休止する方針を決めた。
神鍋観光は、電気代などの高騰、機械設備の維持で経費が膨らんできているため、休止に伴う状況を勘案し、来シーズン以降の方針を検討したい、としている。

神鍋観光によると、1997年から人工造雪機を使ったゲレンデを開設。近年は10月に造雪を始め、11月にオープンしてきた。造雪機に関わる年間の設備関係経費は、当初2500万円前後だったが、近年は3500万円前後になったという。

昨年の人口造雪の様子

電気代は造雪機を稼働していない1月から9月も含め基本料金が1カ月あたり約70万から80万円。ゲレンデ各所に人工雪をまく設備の重油代も1カ月あたり100万円ぐらいかかり、修繕なども1シーズン500万から600万円程度が必要で、造雪機関連の経費が運営を圧迫する状態に至っているという。

みやの森コースの人工雪ゲレンデはオープン時、スキー・スノーボードを抱えて訪れた若者らが豊岡市のマスコットキャラクター・玄武岩の玄さんと一緒にシュプールを描き、初滑りを楽しむ様子が風物詩になっていた。

神鍋観光の和田浩司会長は「お客さんの動向も含め造雪機を稼働しないケースを検証したい。11月からの初滑りを期待していただいているのに心苦しい。ただ、あまりに経費がかかりすぎ、会社にとっては大変な状況なので、いったん様子をみて考えたい」と話した。

2016シーズンの営業は、自然降雪によりゲレンデ状況が整い次第でもあるが、12月中から末頃を予定。早得シーズン券については、営業期間が短くなる為、通年より値下げをして販売開始している。

○アップかんなべ公式サイト
http://www.kannabe.co.jp/

○アップかんなべ facebook
https://www.facebook.com/upkannabe

(via: 毎日新聞

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