ANN

2020年東京オリンピックの追加種目について、大会組織委員会は22日午後、「野球・ソフトボール」「空手」など8つの競技が書類審査を通り、最終選考に進むことを発表しました。
2020年大会で開催地が選ぶ追加種目については、26の競技団体が手を挙げています。

組織委員会では、競技の普及度や日本がメダルを取れる可能性などの観点から、一次選考の書類審査を行いました。その結果、「野球・ソフトボール」「空手」「ボウリング」「スカッシュ」「サーフィン」など8つの競技が最終選考に進むことになりました。13年にレスリングと種目採用を争ったウェイクボードは落選しました。

御手洗冨士夫座長(79)は「全員のコンセンサスで決まった。特に会議がモメたり異論があったわけではない」と話しました。

8月にヒアリングをしたうえで9月末までにIOC(国際オリンピック委員会)に提案する種目を決める予定です。来年8月のリオデジャネイロ五輪前のIOC総会で正式決定します。



□2次選考に進んだ競技
野球・ソフトボール、ボウリング、空手、ローラースポーツ、スポーツクライミング、スカッシュ、サーフィン、太極拳
国際ローラースポーツ連盟、「Federation Internationale de Roller Sports」の頭文字からの略称で、ローラースケート、インラインスケート、スケートボードの国際的な統轄団体。81の国と地域が加盟している、IOCの公認団体。1924年創立。
(出典:コトバンク

■見送られた競技
エアスポーツ、アメリカンフットボール、ビリヤード、ペタンク、ブリッジ、チェス、ダンススポーツ、フロアボール、フライングディスク、コーフボール、ネットボール、オリエンテーリング、ポロ、ラケットボール、相撲、綱引き、水中スポーツ、水上スキー・ウェークボード

サーフィンなど五輪追加種目1次選考は「若者」意識

2020年東京五輪の追加種目選定は22日、8つの候補に絞り込まれた。検討会議の御手洗冨士夫座長は、選考理由の説明で「若者」というキーワードを繰り返した。1次選考は、若い世代のスポーツ離れに危機感を募らせる国際オリンピック委員会(IOC)の意向を色濃く反映した。

サーフィンは世界に3500万人超の愛好者がいるとされ、ファッション性の高いマリンスポーツとして若者に浸透している。岩壁を登るスポーツクライミングはジムの開設が拡大しているニュースポーツの代表格だ。ローラースポーツには北米を中心に人気の「夏季Xゲーム」で実施されるスケートボードが含まれる。野球・ソフトボール、空手が順当に選ばれる一方、国内では競技というよりも若者の文化というイメージが強いスポーツも最終選考に駒を進めた。

IOCは今月、18年平昌冬季五輪の新種目に「冬季Xゲーム」で行われているスノーボードのビッグエアを選んだ。御手洗座長は「若者は(IOCの)評価基準でも一番重要。時代は移るし、今の時代に適合したものもあるのではないか」と指摘した。

書類審査のみで絞り込んだ1次選考と違い、大会組織委員会の武藤敏郎事務総長はヒアリングを実施する最終選考で「競技会場について、かなりウエートをかけた議論が行われると思う」と語った。IOCは昨年12月に承認した五輪改革で既存施設の活用を促しており、実施に伴う経費が重要な判断材料として加わる。

組織委の森喜朗会長は日本で人気の野球・ソフトボールについて「かなり有力」と踏み込んだ発言をし、1次リーグの地方開催を推し進める考えまで示している。国内選考における“本命”は揺るぎそうにないが、若者重視の流れはニュースポーツにも希望を抱かせている。

日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/sports/news/1496208.html

【関連記事】