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4月の半ば、イギリス人スノーボーダーのビリー・モーガンが、スポーツ界で最も難易度の高いトリックの一つ『バックサイド クワッド コーク 1800」をメイクした初めての人となった。
膝の手術の予定日が目の前に迫っているというのに、ビリーはイタリアのスキーリゾート『リヴィーニョ』にて、縦4回転&横5回転の大技を決めたのだ。

そのビリーの偉業達成に迫った舞台裏の動画と、インタビューがRed Bullより公開された。

動画では、膝にテーピングをする姿や、英国で巨大なキッカーが用意されるも「まだビジュアルイメージが出来ていなかったんだ。とても暖かい日だったので雪が溶け始めていたのもあったし、少し怖さもあったんだ」とし、合わせる事が出来ずに断念。1週間後にリヴィーニョにてさらに完璧なキッカーが用意され、そしてクワッドコーク完成に至った様子が収められている。



ビリー・モーガン:トリプルコークをやり始めた頃からかな。『クワッドはやらないの?』って言われるようになったんだ。ほんとつい4、5ヶ月前まではそんな事やろうなんて思ってもみなかったよ。バカげた話だってね。でもそれがシーズンの終わりが近づき、前十字靱帯の再建術を受けに行くってなった時に、やってみようかなって考えるようになったんだ。

自分で何をすべきか分かっていたからね。基本的にはトリプルコークと同じで、より長くホールドする為の滞空時間が必要なだけだったんだ。だからトリックをどうやるかってよりも、まずは適したジャンプ台を見つける必要があった。

手術の予定日が迫って来て、最後のチャンスは、イタリアのリビーニョに行き、そこにあったジャンプ(Nine Knightsで使われたもの)を再形成することだった。そいつは超完璧だったよ。

▼ビリーのBSクワッドコーク1800をもう一度


マジなところこのトリックをやるのにトレーニングはしなかったよ。飛び込み台にでも行って4回以上飛ぶのはどんな感じかなってやってみれば良かったのだろうけど、でもかなりの滞空時間が必要だったんだ。コーチが必須だった空中での2.8秒間を確保してくれたから、その感覚を叩きこんだよ。それを最終的にしなければならなかった事。

テイクオフも空中もバッチリだった。アップサイドダウンしてるときって「ウーム、ウーム、ウーム、ウーム」って感じで聞こえてくるんだ。だからそれを頭の中でカウントしてね。でもランディングが完璧じゃなかった。戻ってやり直すべきだったよ。

でも超興奮しちゃって『できた!』ってなったら重圧から一気に解放されて、そんなことぶっ飛んじゃったよ。今ではもう過ぎた事さ。術後の療養でジム行ってリハビリしたり、サイクリングや卓球したりするんだ。退屈かもしれないけど、好きになれるよう頑張ってみるよ。

みんなが『このタイプのトリックではこれが限界か?』で聞くけど、そんな事はないよ!もっと回れないことはないんだ。崖から飛び降りてやってみな。滞空時間が長く取れれば取れるほど常に限界を越えていくのさ。みんなを応援してるよ。スノーボードでヤバイ事やってるヤツを見るのが大好きなんだ。

(intervew: Red Bull

▼ビリーの手術は無事に終わったようだ。「リハビリの後はレッドブル!この生活がいつまで続くのやら」と、コメント。

Summer shipment of #redbull to get me through all this rehab!! wonder how long it will last #scavengers @redbulluk #throne

Billy Morganさん(@billymorgan89)が投稿した写真 -



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