ビリー・モーガンが史上初のクワッドコークをメイクしたかと思えば、4日後にはマックス・パロットが史上初のスイッチ クワッド アンダーフリップで世間を賑わした。

アメリカの超大手スノーボード専門誌『TRANSWORLD SNOWboarding(トランスワールドスノーボーディング)』では、早々にマックスのインタビューを公開し、注目を集めている。

クワッドフリップをメイクした状況や再びクワッドをメイクする可能性、ビリーに先を越された心境、大会でのクワッドの可能性やこれからのスノーボードについてなど、とても興味深い内容になっている。

以下、全文。

マックス・パロット(Max Parrot) インタビュー

▼マックスによる史上初のスイッチ クワッド アンダーフリップ 1620
マックス、土曜日に初のcabクワッドフリップをメイクした訳なんだけど、どのくらいの期間それについて考えてきたの?実際成功してどんな感じ?
このトリックを考えてたのはここ2ヶ月くらいかな。自分にスキルがあるのは分かってたから、このトリックをやりたかったんだ。だからMonster Energyにその為のキッカーを作って欲しいって頼んでさ。先週の土曜日に挑戦しようと思ってたんだけど、保険のスタッフと問題があって、この土曜日までチャンスが無かったんだ。それで今回、クワッドを飛んだって訳。ジャンプ台が完璧だったよ。cabトリプルコーク1260を幾度かやって、クワッドやるのに十分な大きさだって実感したしね。
今までのフリップからさらに凄いトリックを切り開いた訳だけど、さらに回転数を増やす事って可能だと思う?
もう回転数を増やすことは出来ないと思うよ。というのもあれ、結構怖いんだ。可能な限り高速で4回スピンさせたよ。それに新しいものを切り開こうと思ってたから。他の人達にもう一度やってくれって日曜日に言われたけど、「マジかよ!今のところまたやるのは無理だよ」って。これはとても大きな一歩になったけど、今のところ再びこのトリックをやる必要はないと思ってるからね。
キッカーの大きさはどのくらいだったの?
約23mだよ。
約23m?!どこまで飛んで行くの?
いい感じのスポットの直ぐそばにランディングして、約30mってとこかな。
数日前にビリーが初めてクワッドを成功させた時、あなたは落ち込んだ?
先週の土曜日に天気が良くて、問題なく飛べてたなら、僕が最初に成功させていたよ。それにそれはまた別のクワッドであって、僕のはこのスイッチクワッドで1番目だから嬉しいよ。だからって誰が一番最初に成功させたとかで競ってるって言ってるんじゃないよ。僕はビリーが成功させたこと、それにスポーツ界をプッシュしてくれたことを素直に嬉しく思ってる。だから落ち込んでなんていないさ。
何人かの人達はマックスのを「本当に1620なのか?」みたいなことを言ってるけど、そのことについてはどう思ってる?最初のフリップでコークして、残りはストレートに後転してるように見えたんだけど。
そうそう。そこが僕がアンダーフリップって言っている理由だよ、コークじゃなくてね。だって本当にアンダーフリップしてるんだ。コークだともっと横だからね。回転数も実際に1620で、バックフリップの回転を360で、それに180を足せば1620になるでしょ。過去に何年もコンテストで計算されて来た方法だから、そう伝えるのが正しいと思ってる。
なるほど理解出来たよ。フルスピンのコークには見えないからね。
2年前に、ステール・サンドベックが初めてFSトリプル1260をメイクした時、アンダーフリップって呼ばれていたんだ。それと同じだと思ってるよ。あのフリップは回転数が減らされてて、だからアンダーフリップって呼ぶのがより良いんじゃないかってね。
他に取り組んでるクワッドはある?違うのにも挑戦してたって噂を聞いたんだけど。
確かに色んな噂があるよね。でも今は新しい事に挑戦するつもりはないよ。今はやっとクワッドが出来てその達成感だけでいいんだ。僕はスノーボードには2つの部分があると思ってる。それは技術的なものと、スタイルと。僕は今はどっちかって言うと技術的な方で良いと思ってる。でもスタイルトリックの方でももっとプッシュしたいんだけどね。
どのトリックでスタイルを出していきたい?
もっと自分のトリックの完成度を上げて、もっとポークして、もっと新しいグラブを入れていきたいな。

物理学者が何回までならコークが可能かって話をしてたのは知ってる?
うん。ちょっとだけど読んだよ。えっと6〜6回半は出来るんだっけ。まぁ、いずれは誰かが出来るようになるんだろうけど。でも今は考えてないよ。それにそれはだいぶ先の話だよ。たぶん10〜15年後かな。今はまだ無理だね。
毎回毎回新しいトリックをする度に文句を言う人がいるけど、どうやって反応してるの?
ん〜、彼らは僕や他の人がなにかする度に文句を言うからね。僕はいつも自分の為にしてるから、誰の為じゃなくて、だから誰にどう思われようと大丈夫だよ。Instagramに寄せられたたくさんのコメントを読んだけど、100件以上のコメントに、批判は確か2件くらいかな。僕がしたことをファンのみんなも喜んでくれてて、それに関しては最高に嬉しいよ。
クワッドまで回せるようになって、これからスノーボードはどうなっていくと思う?だんだん出来ない事が増えてきたら、色んな人に手が届きやすいスノーボードを見せるべきかな?
テクニカルなトリックが超クレイジーであるのはもちろんだけど、でもトリックのスタイリッシュな面で人々を楽しませる事は続けるべきだと思ってるよ。僕は両方(技術面、スタイル面)でやっていきたいかな。だってすっごい面白いし、僕がスポーツをプッシュしたらみんな喜んでくれるんだよ。だから五分五分でね。
いつになったらコンテストでクワッドを見る事が出来るようになるかな?
今は無理だよ。コンテストで使うキッカーは、僕がクワッドを飛ぶために使ったのより小さいからね。個人的には、同じようなランで同じようなトリックじゃなくて、もっとスタイルが出せるようにコンテストの形を変えるべきだと思ってるし。今は無理だけど、いつかはXゲームのビッグエアーとかで出来るようになるんじゃないかな。
スロープスタイルのコースは、3つのレールと3つのキッカーで構成されているんだけど、それが大きなコークを必須にさせてると思う?もし、もっとクリエイティブなコースだったら、ライディングは変わると思う?
もちろん。もし2つ、3つのキッカーだけだったら、ファイナルや表彰台に上る為にトリプルコークは必須になるだろうね。それが5つのキッカー、10個のキッカー、いくつかの異なったレールだったら最高にクールだし、違う方法でスノーボードをしなきゃいけなくなるんだ。
次はどうするの?
少し家に帰ってリラックスするよ。今シーズンはフィルマーを雇ったんだ。彼は全てを撮らないけど、たくさん編集をやってもらうとこ。だから僕は多くの事に焦点を当ててくつもりだよ。
▼オフをとって今年初のゴルフを楽しんでるマックス

About to throw it to the mooon🌝 First time of the year golfing.. Really need to work on it!! 😄

Maxence Parrotさん(@maxparrot)が投稿した写真 -

(Interview:Transworld Snowboarding USA

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