原田上

聴覚障害者のオリンピックである第18回冬季デフリンピックで、スノーボード大回転で3連覇、回転で2連覇を達成した原田上(のぼる)選手(39)=日光市=と、入賞した手塚久野(ひさの)選手(37)=同=が23日、日光市役所を訪れ、斎藤文夫市長に結果を報告した。
冬季デフリンピックは3月28日〜4月5日、ロシア・ハンティマンシースクを主会場に開かれ、2人は急斜面を滑走してタイムを競う「大回転」と「回転」の2種目に出場した。

原田選手は4大会連続で日本代表に選ばれ、今大会は回転2連覇、大回転3連覇がかかっていた。ところが、大回転決勝直前にシューズの破損が発覚。「滑りにくく、百パーセントの力が出せない状態だった」という中、気迫の滑りで強豪ロシア勢を下し、優勝。その後、現地のスポーツ店に休日返上で修理してもらい、「必ず金メダルを取ります」と力強く宣言して回転に出場。見事、2種目で金メダルを獲得した。

手塚選手は、日本代表内定後の今年2月、練習中に右肩を負傷。腕を上げることもできず、「代表を辞退しようか悩んだ」。それでも「自分の頑張る姿が同じ障害がある子供たちの励みになれば」との思いで痛みに耐え、両種目で入賞を果たした。今後は、「聴覚障害者のスポーツをサポートしたい」と、「日本と国際手話は違うので、通訳をしたりしながら、国際手話の大切さを伝えたい」という。

斎藤市長は「本当にすごい。これからも活躍してほしい」とエールを送った。

(写真:大会のTシャツを贈り、連覇などを報告する原田上さん(中央)と手塚久野さん(右)=日光市役所 | asahi digital

産経ニュース
http://www.sankei.com/region/news/150424/rgn1504240019-n1.html

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