山岳救助事故:札幌高裁 北海道警の責任大きく判断
北海道の積丹岳(1255メートル)で遭難した札幌市の男性が救助活動中に死亡した事故をめぐり、男性の両親が道に約8600万円の賠償を求めた訴訟の控訴審で、札幌高裁は26日、道側の過失割合を引き上げ、1審・札幌地裁判決を約600万円上回る約1800万円の支払いを道側に命じた。道側は上告する方針。
岡本岳裁判長は判決で、道警山岳遭難救助隊が男性を乗せた搬送用そりを一時的に固定した方法や、そばを離れた判断に過失があったと認定した。悪天候が予想されたにもかかわらず不十分な装備で入山した男性の過失も認めたが、過失相殺の割合を2012年11月の札幌地裁判決から引き下げた。

道警は「救助隊員は可能な限り救助活動をしたと確信している。今後の山岳救助活動への影響も懸念される」とのコメントを出した。

1、2審判決によると、札幌市の藤原隆一さん(当時38歳)は09年1月31日、スノーボードをするため入山して遭難。救助隊が翌2月1日に発見し、担いで下山中に雪庇(せっぴ)を踏み抜いて滑落した。さらに救助中にそりの固定が外れて再び滑落。藤原さんは2日に発見されたが凍死が確認された。

毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150327k0000m040083000c.html

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