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足に障害でもゲレンデへ

◆チェアスノーボード 29日2回目全国大会

障害者も健常者も楽しめる新しいスポーツ「チェアスノーボード」の2回目となる全国大会が29日、長野県小海町のスキー場「小海リエックス・スキーバレー」で行われる。
プロスノーボーダーだった甲府市の末木利幸さん(45)がけがで競技を続けられなくなったことをきっかけに、足に障害があってもゲレンデを滑ることはできないかと考案。末木さんは「五輪・パラリンピックの競技にしたい」と意気込んでいる。

同競技はスノーボードに自転車用のサドルやハンドルを取り付け、座りながらゲレンデを滑走する。ボードに対して横向きに立つ通常のスノーボードに比べ、チェアスノーボードは進行方向に対して正面向きに座るため、バランスをとりやすく、座ったままなので疲労も少ない。

これまでの体験会では、義足の人やスキーができなかった60歳代の男性が滑ることができて感激するなど、末木さんが思っていた以上に参加者は楽しんだ様子だったという。末木さんが経営するスノーボード専門店では既に約80台を販売し、「欲しい」という問い合わせを約50件受けるなど、県内を中心に認知度は上がりつつある。

末木さんは19歳でスノーボードを始め、30歳でプロに。2001年の全日本テクニカル選手権大会で優勝するなど活躍したが、09年7月、トレーニング中に両足首を粉砕骨折し、足首がほとんど動かせなくなった。リハビリで自立歩行はできるようになったものの、足首を使った体重移動が欠かせないスノーボード競技への復帰は断念した。

けがの後も指導を行う機会があり、「足首がうまく使えなくてもゲレンデを移動する手段があれば」と考えたのがチェアスノーボードだった。2年かけて開発し、12年に商品として発表。障害者も健常者も楽しめるスポーツとして広めようと各地で体験会を開き、13年10月には「日本チェアスノーボード協会」も設立した。

末木さんは「けがで滑れなくなった自分がこれを世に広めることは運命だと思う。ゆくゆくは五輪、パラリンピックの競技種目にしたい」と話している。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20150321-OYTNT50107.html







○Chair Snowboard Swaky
https://www.facebook.com/Swaky2012

○日本チェアスノーボード協会
https://www.facebook.com/jcsba2014?sk=posts%2F872007389489424