WST_Champions

先週末のUS OPENでワールドスノーボードツアー(以下、WST)のプロシリーズが終わり、平野歩夢とケリー・クラークが初代ハーフパイプチャンピオンに。マーク・マクモリスとジェイミー・アンダーソンが初代スロープスタイルチャンピオンにそれぞれ輝いた。
「最初のプロシリーズチャンピオンになれて嬉しいです。とても光栄です。」と、平野のコメント。

「プロシリーズのタイトルを獲得出来て最高だわ。1回の勝利なんかより全然シーズンのショーケースだからね。私はいつもシーズン最後にタイトルが獲れないかなって探してるんだけど、今日USオープンで掴んだ事にとても嬉しいわ。」と、ケリーのコメント。

平岡卓はUSオープンの優勝で大きくポイントを伸ばすも、ヨーロピアンオープンでの17位という成績が足を引っ張ってしまいプロシリーズランク7位で終わった。

しかし、どうやらこのプロシリーズが実は上手いこと機能していないようなのだ。

今季よりWSTの重要視される大会のレベル分けが、今までの6つのレベル(1STAR〜6STAR)から、4つのレベル(Elite:エリート、International:インターナショナル、National:ナショナル、Regional:リージョナル)に変更され、この最初のプロシリーズタイトルはWSTの中でも最高位の“エリート”レベルに位置づけられた、国際大会でのシーズンツアー成績によってチャンピオンが決まる。

しかしながらWSTが発表している該当大会が、『USグラプリ@マンモスマウンテン』、『ヨーロピアンオープン』、『USオープン』の3大会のみ。しかも今回はUSグランプリが悪天候の為にキャンセルとなり、他のたった2つの大会の成績だけでシーズンのチャンピオンが決定された。

大人の事情が絡んでいるのか、『DEW TOUR』や『X-GAMES』といった世界最高峰の“エリート”として位置づけられている大会が他にもたくさんあるのだが、WSTに含まれていない。ビッグエアーに関しても『Air + Style』などエリートとして位置づけらている大会がたくさんあるにも関わらず、WSTに含まれる大会が一つも無いので“受賞者は無し”といった始末だ。

これには海外サイトでも呆れているのか、このプロシリーズのタイトルに関してスルー状態。Burton JapanもUS OPENでの勝利は報告するも、プロシリーズのタイトル獲得については現時点で触れていない。

本来ならプロシリーズのチャンピオンになるという素晴らしい偉業達成だが、シーズン全体を通して見ればあまり良い成績が残せなかった平野にとって「プロシリーズのシーズンチャンピオンですよ!」と言われても、内心はちょっと複雑かもしれない。

▼このWSTの迷走っぷりは下記のichさんのブログでも詳しく書かれています。
http://ameblo.jp/howto180/entry-11962299632.html


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PRO SERIES RANKINGS | WORLD SNOWBOARD TOUR

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