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「BURTON US OPEN(バートン USオープン)」は7日、コロラド州ベイルで男女のハーフパイプ ファイナルが行われ、男子ではソチ五輪銅メダリストの平岡卓が初優勝、ソチ五輪銀メダリストの平野歩夢が3位に、女子では絶対王者のケリー・クラークが3連覇を達成した。
[男女ハーフパイプ セミファイナルはこちら]

男子ハーフパイプ ファイナル

男子ファイナルでは、Xゲームの銀メダリストでもある平岡卓が、2本目にFSダブルコーク1080やFS1260など完璧にメイクし、最高得点の90.0ptをマーク。この日 唯一の90点台で他を引き離し、見事にUS OPEN初優勝を飾った。世界最高峰のワールドスノーボードツアー エリートクラスの優勝自体も自身初となる。

前日の角野友基のUSオープン スロープスタイル初優勝に続いて、ハーフパイプでも日本人が表彰台にトップに立った。この世界最高峰の大会で日本人の2種目制覇は、日本のスノーボード史上でも歴史に残る初の快挙となった。

「みんな滑りも凄かったしその中で自分の滑りを見せれて日本のスノーボードを世界に見せることができて嬉しいです。 BURON US OPENは歴史的にも凄い大会で、優勝できてめっちゃ嬉しいです」と、平岡がコメントした。

▼高さのあるエアーを連発し、優勝を決めた平岡卓の2本目
(FSロデオ→BS900→FSダブルコーク1080→Cabダブルコーク1080→FS1260)


「(1本目に平野歩夢が良いランを滑った事については)歩夢が良いランを出したので自分も良いランを決めようと思ってました。(コンディションが悪そうで続々とライダーが失敗して行く中については)とくに考えてなくて、とりあえずぶっ飛んでスタイル出していくとしか考えてなかった。(US OPENについては)小さい頃からずっと憧れてた舞台で、そこで優勝できて本当に嬉しいですね」と平岡がTWSUSAのインタビューに答えた。

▼平岡卓の上記インタビューと2本目のラン




平野歩夢はFSダブルコーク1080やFS1260などでいつもながら完璧に決めてくるも、84.7ptでやはりポイントを大きく伸ばす事が出来なかったが、しばらく暫定2位をキープしていたのもあり、日本人のワンツーフィニッシュが見れるかと日本中から大きく期待がかかった。

しかし、3本目にアーサー・ロンゴがスイッチ アーリーウープ ダブルバックサイドロデオなどで84.9ptをマークし、わずかながら抜かされてしまう。ワンツーフィニッシュこそならなかったが平野は見事3位に入った。ヨーロピアンオープンに続いて今季2回目の表彰台となり、平岡と共に表彰台に立つのはソチ五輪以来の1年ぶりとなった。2位はフランスのソチ五輪代表の26歳アーサー・ロンゴ(ソチ五輪17位、ヨーロピアンオープン4位)。

それと平野は3本目のランで、ランディング時にエッジが引っ掛かり、ボトムに大きく叩きつけられてしまったが、大事には至らなかったようだ。

「(最後はハードなクラッシュだったけど)気分は普通です。(今回のUS OPENについては)やろうとしていた事が出来ないで、ちょっと抑えたランで3位に入れたから…。(パイプついては)結構みんなこっちの壁にやられてて、やわらかくてパイプの形も開いてたから、そこは自分の中でも怖かった。(日本人の活躍については)日本人が結構強いのは高さとか、綺麗な滑りが評価されやすいからそこが強いと思います。」と、平野がTWSUSAのインタビューに答えた。

▼平野歩夢の上記インタビューと1本目


▼大会後の翌日、平野が自身のツイッターで、『支えと環境』に感謝のツイートした。

▼最後に平野を抜いたアーサー・ロンゴの3本目

そしてソチ五輪とヨーロピアンオープンでの金メダリスト ユーリ・ポドラドチコフは、1本目と2本目にファーストヒットで転倒し、3本目はまとめてくるも73.2ptでポイントを伸ばせず5位。Xゲーム2連覇のパイプマスター ダニー・デービスもまた、高さのあるスタイリッシュなキレたランを魅せて会場を沸かせるも、最後のヒットで軽く尻もちをつくなど完璧にメイクする事ができず7位で終わった。

▼ファイナルでは転倒者が続出した

▼ダニー・デービスは「クソ!卓おめでとう!!!」と、悔しがった。


前回2013年大会の勝者で、現在ワールドツアーをトップで走っているテーラー・ゴールドも、1本目に思いっきりリップ落ちしてクラッシュするも、2本目はなんとかまとめたがポイントは伸びず8位で終わった。

▼「思いっきりクラッシュしちゃったけどこうして歩ける事が出来て良かった。スムーズなランがしたかったんだけど、でも卓おめでとう!やったね!」と、テーラーが祝福した。


男子ファイナル リザルト:
1. 平岡卓
2. Arthur Longo
3. 平野歩夢
4. Jan Scherrer
5. Iouri Podladtchikov
6. Christian Haller
7. Danny Davis
8. Taylor Gold
9. Ben Ferguson
10. David Hablutzel

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Thanks to them! @smisfits #kosukeshinozaki

taku hiraokaさん(@taku_hiraoka)が投稿した写真 -



▼男女ファイナル 公式ハイライトムービー


▼男子ファイナル リプレイ フルムービー(RedBull.tv)※パソコンからだとライダーごとのランが見れて非常に見やすいです。
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女子ハーフパイプ ファイナル

女子では日本から唯一出場した大江光が登場し、2本目に62.62ptをマークし、5位に入った。

▼大江光のメソッドエアー
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優勝は絶対王者のケリー・クラーク。得意とする男勝りな大きなエアーで2本目に91.00ptを叩き出し大会3連覇を達成、通算7勝目を飾った。

▼誰よりも高く飛んでいたケリー・クラーク
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2位はXゲームで史上最年少の金メダルを獲得したクロエ・キム、3位はアメリカの18歳アリエル・ゴールドがそれぞれ入った。

▼男子で活躍する兄のテーラー・ゴールドも「妹よ、3位おめでとう!」と祝福

女子ファイナル リザルト:
1. Kelly Clark
3. Chloe Kim
3. Arielle Gold
4. Xuetong Cai
5. 大江光
6. Queralt Castellet

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▼ケリー・クラークの優勝を決めた2本目のラン


▼女子ファイナル リプレイ フルムービー(RedBull.tv)※パソコンからだとライダーごとのランが見れて非常に見やすいです。
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○BURTON US OPEN
http://www.Burton.com/USO

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