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US OPEN 2015 SLOPESTYLE FINAL

「BURTON US OPEN(バートン USオープン)」は6日、コロラド州ベイルでスロープスタイルの女子ファイナル、男子はセミファイナルとファイナルの両方が同日に行われ、女子では女王ジェイミー・アンダーソンが2連覇、男子では角野友基が初優勝した。

男子スロープスタイル セミファイナル

男子セミファイナルでは、日本から唯一出場となった角野友基が登場し、1本目はランディングミスが続いたが、2本目にはスイッチBS1260、BSトリプルコーク1440などを決めて78.6ptを獲得し、8位でこの後に上位10名で行われるファイナルへと進んだ。

角野といえば先日、日本最高峰の『SLOPESTYLE』に出場して別格の存在感を放っていたが、この世界最高峰の舞台で世界の強豪達と競ってる姿の方が既に違和感無いようだ。

▼ファイナル進出圏内に入った瞬間ガッツポーズをする角野
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1位で通過したのは、最初のキッカーでサイドからのダブルコーク900や、FSダブルコーク1080、BS1080などで85.00ptを叩き出したXゲームで2種目制覇した天才 マーク・マクモリス。2位はスヴェン・ソーグレン、3位はステール・サンドベック、4位はトースタイン・ホグモと、流石の強豪メンバーがそれぞれ入った。

また、スロープスタイルでどんなライディングを見せるのか期待されていたパイプマスターのダニー・デービスは、結局出場を取りやめた模様。

▼公式練習で見せたダニーのボードスライド


Xゲームのムービーバトル「REAL SNOW」でヤバいと話題のセブ・トゥーツは、現地入りをファンに報告していたはずなのに出場していなかった。どうやら公式練習時に怪我をしてしまったようだ。

▼「ボードに乗れるようになるまで1、2週間かかりそうだ」と、足を装具で固定した写真を公開した

Walking with Style!! 😏 should be back on my board in one or two weeks!! #StillLoveSnowboarding

Sebastien Toutantさん(@sebtoots)が投稿した写真 -



▼世界中どこに行っても大人気のトースタイン・ホグモ。ファンと一緒に記念写真。

@torsteinhorgmo chillen with the fans at the #BurtonUSOpen #vail #colorado

Shred Botsさん(@shred_bots)が投稿した写真 -



男子 セミファイナル リザルト:
1. Mark McMorris
2. Sven Thorgren
3. Stale Sandbech
4. Torstein Horgmo
5. Niklas Mattsson
6. Seppe Smits
7. Eric Beauchemin
8. 角野友基
9. Mons Roisland
10. Tyler Nicholson

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▼男子セミファイナル 公式ハイライトムービー


男子スロープスタイル ファイナル

続いてセミファイナルを勝ち進んだ10名によってファイナルが行われた。

角野友基は1本目にスイッチBS1260、FSダブルコーク1080、そしてランディングまでにもう半回転できるくらいの高さが残った大きなBSトリプルコーク1440などで79.4ptの高得点を出しトップに躍り出る。

もしかして角野はこの時に後に優勝弾となるスイッチBSトリプルコーク1620のメイクを確信していたのかもしれない。

▼角野が1本目に見せた大きなBSトリプルコーク1440

続くのはセミファイナル上位者でもある世界の強豪達だが、トースタイン・ホグモも、ステール・サンドベックも、スヴェン・ソーグレンも角野のポイントを抜けず。そしてUS OPEN3連覇を狙う天才マーク・マクモリスが最後に登場すると、サイドからのcabダブルコーク900、FSダブルコーク1080、BSトリプルコーク1440などのキレッキレのランで、86.6ptを叩き出し一気にトップ出る。

▼マーク・マクモリスの1本目

角野の2本目は、3つ目のセクションでcab270 on 450 outをバランスを崩しながらもメイクして見せ、実況を大興奮させるも、2つ目のジャンプでランディング時に手をついてしまいポイントにならず。暫定2位をキープ。

▼角野の2本目:cab270 on 450 out

一方、マーク・マクモリスの2本目はサイドからのcabダブルコーク900、FSトリプルコーク1440、さらにBSトリプルコーク1440というさらにキレッキレのトリプルコークのコンボで、自身の1本目を上回る87.8ptを叩き出しトップを堅守する。

▼マーク・マクモリスのトリプルコーク1440のコンボを含む2本目のラン

さすがにこんなにキレてるマクモリスを抜く事は無理だろうと、このままワンツーフィニッシュの空気さえ漂っていた。マーク自身も3連覇を確信していたに違いない。しかし、そんな空気を大きく吹き飛ばす事になる。

角野は3本目にFSダブルコーク1080からBSトリプルコーク1620、さらに『Air + Styleロサンゼルス大会』で優勝を決めたスイッチBSトリプルコーク1620の前代未聞 史上初のトリプル1620のコンボという神がかったランで、実況も会場も大興奮の渦に巻き込み、90.0ptの最高得点でマクモリスを抜いてトップに返り咲いた。続くウイニングランになるはずだったマークの3本目は、3連覇が目の前で消える重圧のプレッシャーの中、逆転を狙って攻めるも転倒してポイントにならず。同時に角野がUS OPEN初優勝を決めた瞬間だった。同競技では日本人初の快挙でもある。ちなみに2010年に國母和宏がハーフパイプで優勝したのが日本人史上初。

▼優勝を決めた角野の3本目のラン。観客やライダー達が角野のとこに押し寄せてスコアもまだ出ていないのに胴上げまで始めてしまう


▼角野の神がかったトリプルコーク1620のコンボ

▼上記動画で角野をフレームアウトさせてしまったことについて、放送していたRedBullもさすがに「見失っちゃったよ!」とコメント。いかに凄いジャンプだったかが分かる。

3位は今季からワールドスノーボードツアーの最高位となるエリートの大会に転戦するとDEW TOURで3位などメキメキと頭角を現し出したカナダの19歳のアップカマー、タイラー・ニコルソンが入った。

XゲームやAir + Styleでマーク・マクモリスと優勝争いを繰り広げて来たステール・サンドベックは、3本ともミスをして9位で終わった。

男子 ファイナル リザルト:
1. 角野友基
2. Mark McMorris
3. Tyler Nicholson
4. Sven Thorgren
5. Niklas Mattsson
6. Eric Beauchemin
7. Torstein Horgmo
8. Mons Roisland
9. Stale Sandbech
10. Seppe Smits

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Yuki Kadono wins Burton US Open 2015. Congrats! 角野友基選手 Burton US Open 2015 優勝‼︎ おめでとう。 @yukikadono #TeamOakley @oakleysnowboarding

オークリージャパン(Oakley Japan)さん(@oakley_japan)が投稿した写真 -



▼同じHYWODチームのボスで、角野の兄貴分でもある岡本圭司も「今日本のアスリートで1番輝いてて、快挙を成し遂げているのは間違いなく角野友基やと思う」と絶賛!


大会後「(優勝についての感想は)率直に嬉しいだけって感じです。(270outがフリップになった件については)あれはただのミスです。(ドロップインと1620をやる前の心境については)今年は調子が良かったし、凄く立ちたいって気持ちが強かったので、もう意地でも立ってやるって気持ちでドロップしました。」と、TWSUSAのインタビューで角野が答えた。

▼上記の角野友基インタビュー動画


▼帰国後、優勝した感想と応援への感謝のメッセージを添えて表彰式の公開した角野


▼男女ファイナル 公式ハイライトムービー


▼男子ファイナル リプレイ フルムービー(RedBull.tv)※パソコンからだとライダーごとのランが見れて非常に見やすいです。
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▼本日、TBSテレビ「S☆1」の番組冒頭にて、BURTON US OPENを優勝した角野友基のニュースがOA予定とのこと!


【追記:2015-03-09】


女子スロープスタイル ファイナル

女子ファイナルでは、ソチ五輪金メダリストのジェイミー・アンダーソンが大きなエアーと男勝りなライディングで女王の貫録を見せ、1本目に90.95ptの高得点を叩き出すなど他を大きく引き離して見事優勝を手にした。これで前回大会に続き2連覇を達成し、2007年、2012年、2014年とで通算4回目の勝利となった。

[女子セミファイナルの結果と詳細はこちら]

2位にはFISスノーボード世界選手権で鬼塚雅に続き銀メダルを獲得し、可愛すぎると話題になったアンナ・ガッサーが、3位には1月に行われたXゲームで、女子ではアスペン大会史上初のBS900をメイクしたと話題(※)になったスペンサー・オブライエンがそれぞれ入った。この日も他のチャレンジャーが転倒する中、スペンサーは只一人BS900をメイクしたが思ったほど点数が伸びず、不満げな表情を見せる場面もあった。

完成度が高くないBS900よりもジェイミーのようにFS720などきっちり決めれば優勝できることが証明された大会となった。

女子 ファイナル リザルト:
1. Jamie Anderson
2. Anna Gasser
3. Spencer O'Brien
4. Enni Rukajarvi
5. Cheryl Maas
6. Sina Candrian

women result

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▼優勝したジェイミー・アンダーソン


▼2位のアンナ・ガッサー


▼3位のスペンサー・オブライエン


▼女子ファイナル リプレイ フルムービー(RedBull.tv)※パソコンからだとライダーごとのランが見れて非常に見やすいです。
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○BURTON US OPEN
http://www.Burton.com/USO

【追記:2015-03-09】


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