救助1

北海道の余市岳で、1日から山スキー中に行方不明になっていた男性3人が3日朝に発見されました。3人はけがなどもなく、無事だということです。
2日夜に打ち切られていた捜索は、3日朝、50人態勢で再開されました。

捜索隊は午前7時すぎにゴンドラの山頂駅から南東に1.7kmほどの場所で歩いている3人を見つけ、寺田充宏さん(46)、佐藤寿哉さん(45)、伊藤俊輔さん(46)と確認しました。

3人は自衛隊の雪上車でふもとまで搬送され、救急車で応急措置を受けましたが、けがなどはしていないということです。

3人はテントや食糧を持っておらず、雪山にスコップで高さ70cm、幅2m、奥行2mほどの穴を掘り、ビバークしていたということです。警察は、3人に遭難した経緯などを詳しく聞いています。



赤井川村の余市岳(1488メートル)で3月1日から山スキーに入り、吹雪のため下山できなくなっていた同管内倶知安町、会社経営佐藤寿哉(としや)さん(45)ら男性3人は3月3日午前7時25分ごろ、道警などに2日ぶりに救助された。

3人とも目立ったけがはなく、命に別条はないという。



3人は1日午前、仲間4人と赤井川村のスキー場「キロロスノーワールド」から入山。同日正午頃に吹雪に遭い、スノーモービルで下山しようとしたが、3人は視界不良で取り残され、2日午前4時過ぎから連絡が取れなくなっていた。

3人は山中に雪洞を掘ってビバークしていたといい、3日午前7時25分頃、ゴンドラの山頂駅から南東約1・8キロ地点を歩いているところを捜索隊が発見し、雪上車で下山した。

伊藤さんと佐藤さんは同日午後に同スキー場で報道陣の取材に応じ、「ご心配をおかけして申し訳ない」と頭を下げた。

2人によると、佐藤さんら4人はガイド役で、スキー仲間の寺田さんら3人に1日午前、山スキーのガイドをしていた。昼までに下山しようとしたが、一気に天候が悪くなったため、寺田さんの体力を考えてビバークを決めたという。

佐藤さんは「雪洞の中では3人で抱き合って互いに体を温めて過ごし、食料は分け合いながら食べた」と話した。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20150303-OYTNT50032.html