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平野歩夢、平岡卓、竹内智香ら日本人選手が大活躍したソチ冬季五輪。次もまたメダルの期待がかかるのはもちろんだが、鬼塚雅や岩垂かれんといった新たな選手達の活躍も楽しみとなるのが2018年に韓国・平昌で開催される平昌冬季オリンピック。

しかしながらその平昌五輪が早くも開催に暗雲が立ち込めているのだ。
■会場の建設が遅れていて来年のテスト大会の開催が危うい

2018年に韓国・平昌で行われる冬季オリンピックについて五輪組織委は、国際オリンピック委員会(IOC)と国際スキー連盟(FIS)から『準備が遅れてる』との指摘を受けながらも、「来年のテスト大会は予定通り行える」と強気な姿勢をみせている。

五輪で使用される平昌の会場では、年末にボブスレーとショートトラックの大会を実施するほか、2015/16アルペンスキーW杯の開催も計画されている。

しかし、経済的な問題、工事の遅れ、中央政府および地方政府との内輪もめなどで、準備は大幅に遅れている。

それでも五輪組織委は来年のテスト大会に向けて準備が「計画通り」進んでいることを強調し、会場が「工期通りに」完成することを中央政府および地方政府が約束したとしている。また、来年行われるテスト大会の「詳細計画」を、今月末までにFISに送付するとした。

昨年12月にIOCが承認した改革案で、競技の分散開催が可能になり、ボブスレーとリュージュが長野で行われるのではないかという話が持ち上がったものの、韓国側は、一部競技を日本で実施する事は絶対に無いと表明した。

■FISの会長はテスト大会の実施を「ほぼ不可能」と発言

しかしながらFISのジャン・フランコ・カスパー(Gian Franco Kasper)会長は、先日のロイター通信によるインタビューの中で、テスト大会を予定通り実施するのは「ほぼ不可能」と発言した。

国際オリンピック委員会(IOC)の委員でもあるカスパー氏は、政治的な問題や、競技会場の変更が提案されていることにより、複数のテストイベントが延期となる可能性があるとしている。

カスパー氏は「競技会場の建設はほぼ完了しているにもかかわらず、平昌大会組織委員会の代表団はスノーボードやフリースタイル競技などの会場の変更を検討している」とコメント。「会場が変わったら、来年のテストイベント実施はほぼ不可能となる」と懸念を示した。

■スポンサー企業が全く集まらない不人気ぶり

平昌五輪の開催が危うい理由はそれでだけでは無い。朝鮮日報によると、競技場など施設建設には約2,054億円が必要で、うち約853億円をスポンサー企業からの出資で賄う予定だった。

しかし、開催まで3年に迫った現時点で名乗りを上げた企業は通信大手のKTを含めたったの4社にとどまっており、集まった資金も目標額の3分の1にも達していない状況だという。

五輪組織委は「現在、2〜3社と交渉中で、3月までには契約できる」と強気だが、過去5回の冬季五輪にはいずれも50社以上の企業がスポンサーになっており、平昌五輪の不人気ぶりが際だっている。

■韓国国内の声「こんな国で国際的なイベントは開いちゃだめだよ」

韓国のインターネット掲示板に「平昌はこのまま行けば200%失敗」と題したスレッドが立ち、ネットユーザーから批判の声が相次いでいる。

スレッド主は「このままだと仁川アジア大会よりも国際的に大きな恥をかきかねない」と心配している。

これを受け、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「仁川アジア大会リターンズか(笑)」
「仁川アジア大会より失敗する?それって可能?」

「文化体育観光部は何やってるんだ」
「誘致するのにあんなに苦労しておいて…」

「韓国人の習性。先延ばしにして直前になって何とかするんだろ」

「こんな国で国際的なイベントは開いちゃだめだよ」
「失敗して恥をかけばいいさ。そうすれば2度と誘致しようなんて言わないだろう」

「新設する競技場も五輪終了後は撤去予定だっていうじゃないか。工事費だけでも約200億円を超えるっていうのに。今からでも他の地域に分散させて開催するとか、無事に五輪を終えられるような方法を考えるべき」

など。

果たして平昌五輪は無事に開催できるのだろうか?

(写真:2018年平昌冬季五輪開幕まで3年を切り、アルペンシアリゾートのスキージャンプ台で行われたイベント | PyeongChang 2018 より)

(via:AFP通信, Record China, ロイター

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