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アマスノボクロス界の新星、高原宜希。狙うは平昌冬季五輪出場

福井工大福井高2年の高原宜希(よしき)(チームエスペランサ)=福井県坂井市=が、スノーボードクロスの日本協会(JSBA)アマチュアポイントランキング(1月30日現在)で1位に立っている。
ナショナルチーム入りした今季、1月にアマチュアのトップグレードに位置するG1大会で2連勝。ブレーク中の17歳は来季のプロ昇格と世界進出、2018年の平昌冬季五輪を見据えている。

5歳のときにスノーボードを初体験。以来シーズン中は毎週スキー場に通うほどにのめり込み、1年で父成幸さん(46)を超えた。現在、福井県内で唯一の高校生スノーボード競技選手だ。

大石小5年で空手の組手県チャンピオンになり、春江中では野球部主将を務めるなど高い身体能力を誇る。中学2年でスピードを競うアルペン競技で全日本選手権ユースの部優勝。クロスに転向した昨年は、日本代表選考を兼ねたシニアの北海道選手権で11位に入り、一躍注目を集めた。

武器は板のエッジを立てて滑るカービングターン。接地面が少ないためスピードを稼げるが、コントロールが難しい。高原はバンクで板をずらすことなく、このターンを続けて滑る技術を体得。滑った軌跡が一本の線に見えるまでに洗練させ、アマチュア敵なしのスピードを手に入れた。

昨年12月からは新潟県湯沢町のスキー場を拠点に、コーチを務めながら朝から夕方まで、プロ選手とさまざまな地形を滑って腕を磨いている。

4日から山形で2泊3日の代表合宿に参加し、10日のG1大会に臨む。優勝すると、プロ資格取得がほぼ確実になる。

ただ、プロ転向してもスポンサーが付くのは一握り。日本代表でも海外遠征には数十万円単位の自己負担を余儀なくされ、資金を集められなければ海外転戦で経験を積むことはできない。

高原は「実力で有名になって突き抜けるしかない」とハングリー精神をのぞかせる。まずは3月の世界ジュニアで9位内に入り、来年のユース五輪出場権獲得を狙う。最終目標はその先にある五輪。県スキー連盟スノーボード部競技委員長の利内浩二さんは「カービング技術とジャンプを恐れない心の強さはアマチュア随一。世界で活躍できる選手に育ってほしい」と期待している。

(写真:スノーボートで世界を目指す高原=1日、九頭竜スキー場)

福井新聞
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/sports/63253.html