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73歳、スノボ現役 京都の男性、滋賀で指導員

若者のスポーツというイメージの強いスノーボードで、73歳の公認指導員が滋賀県内で活躍している。
20年近いキャリアを誇る長谷川光治さん=京都府宇治市神明。毎日のようにゲレンデに通って若々しい滑りを見せ、出会った若者に年齢を驚かれることもしばしば。

「スノーボードは年を取っても楽に滑れる方法がある。自分はそれを実践しているつもり」と生涯スポーツとしての普及に情熱を傾ける。
1月上旬。大津市のびわ湖バレイで美しいシュプールを描き、斜面を降りてきた。長谷川さんは55歳の時にスキーから転向し、60歳を過ぎて全日本スキー連盟公認のスノーボード正指導員になった。

ちょうどスノボブームの頃。県スキー連盟が普及に携わる指導者を求めていた。「常に新しいこと、人がやっていないことに飛び込んでいく性格なので」と挑戦の理由を語る。

長谷川さんの滑り方は若者が好む型と違う。板のエッジを立てて雪面を切る滑降は脚に負担がかかり、体力や筋力の衰えたシニア層にはきつい。

反対にスキー初心者が習うボーゲンのように板の面全体を使うため「1日滑っても疲れない」。指導員として何人も「弟子」を育ててきた。

スキーに比べて道具が軽く、軽装で済むのも魅力の一つ。「靴がやわらかい。板は1枚でいいし、ストックがないのも楽」と話す。

ゲレンデでは若者に気軽に声を掛けるようにしている。初心者がいたら「せっかくのええ板もそんな滑り方なら格好悪いで」と冗談を飛ばし手本を示す。会話の時にゴーグルを外した瞬間、目を丸くする人が後を絶たないという。60歳前後に見られることが多いが、実年齢を言うと「若い子はひっくり返ってますね」。

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これまで自分より年上のスノーボーダーに会ったことはないという。長谷川さんは「スノーボードをやっていると、若い人と同じ目線に立って50年前の自分に戻れる。だからあまり年を取らへんのかな」と笑う。

スノーボードがスキーのように老若男女で楽しめるようになるのが夢。「いくつになっても滑れるというのを自分が実践し、後輩たちに伝えていきたい」。凜(りん)とした表情で語った。

京都新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150201-00000000-kyt-l26

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