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(Rider:Yuka Fujimori)

スイスのラークスにて開催されている「Burton European Open presented by MINI(バートン ヨーロピアン オープン プレゼンテッド バイ ミニ)」は31日、女子スロープスタイルの決勝が行われた。
悪天候の為、延ばし延ばしとなった予選は結局行われずに、出場者全員でのファイナルとなった。ファイナルは2本のランの合計点で順位が決まる。

日本人選手で注目すべきは、まずはなんといっても急遽出場が決まった藤森由香だろう。周知の通り藤森はスノーボードクロス選手として、オリンピックに3大会連続で選考されるなどした日本のトップアスリートだ。それが先日Burtonに移籍したタイミングでスロープスタイルへの転向を突如として発表している。
しかしながらその実力は昨年のFIS全日本選手権で鬼塚雅につづく銀メダルを獲得するなど国内トップクラス。その藤森の出場が急遽決まり、転向後スロープスタイル初コンテストがこの世界最高峰の大会となった。

出場前の自身のブログには「ジャンプは久しぶりに大きいのとんだから最初は恐怖心が先導しました」と、練習を十分行ってなかったことを告げるも、「さすがエリートクラスの大会のコースだけあって、本当に気持ちいいジャンプ!着地の音がない位スムーズ!」と、すぐに順応できたようだ。しかし「ただ、雪が走らなくて時間帯によってはストレートでさえ届かなかった(-。-;」と、コンディションの悪さも伝えた。

そんな藤森の1本目は、さすが世界の大きな舞台を経験してきただけあり、転向後初の大会とは思えない、しかも練習不足も感じられない安定したランで、最後のジャンプで手をつくも、63.6ptで6位につけた。

2本目はBS720のランディングでバランスを崩しまたしても手をついてしまったが、16名中7位で終わった。初の世界大会にしてはなかなかの成績だったのではないだろうか。まだ始まったばかり、今後の成長に期待だ。

そして世界選手権で初優勝し、ノリに乗っている鬼塚雅。Xゲームの強豪達も参加するこの大会でどこまで通用するかの注目と、表彰台への期待が集まった。

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(Rider:Miyabi Onitsuka)

1本目の3連キッカーの最初からBS900をメイクし会場を沸かせるも、2個目では若干デコ落ちぎみだったがなんとかやり過ごした。しかしさすがに3個目はとどかず思いっきりフラットに叩きつけられてしまった。

2本目は確実にポイントを狙いに行くも、最後にまたしてもデコ落ちで転倒してしまった。公開練習から「板が走らない」、「体重が軽いからスピードに乗れない」、「よってキッカーでデコ落ちする」と心配していたが、本番でもやはり心配が的中してしまった。

他の選手達もランディングが届かずに苦労していたので、コンディションの悪さが露呈していた。

それでも900をメイクしたのは鬼塚だけだったので、今後もこれを武器に表彰台が大いに期待できるだろう。

そして鬼塚は大会後に更新した自身のブログでデコ落ちしたことにふれ「すっごくむかつくくらい悔しいので体重を増やすことと練習を頑張っていきたいです」と、誓った。

それと「テーブル落ちはいたかったな笑」とも軽く書いているので、どうやら大事には至らずに済んだようだ。

スピードを制し、この大会の初優勝を飾ったのはニュージーランドのクリスティ・プライアだ。スピードに乗った大きい720などで2本とも高得点を叩き出し、女王ジェイミー・アンダーソンを引き離した。

クリスティは、Burton High Fives 2014で3位、DEW TOUR 2014で3位、X-Games 2015で3位と来て、ようやく手にした金メダル。過去にはソチ五輪では21位だったりと、それほど良い成績を残している選手ではないので、今シーズンは絶好調なようだ。

2位にはソチ五輪の金メダリストでもある絶対王者のジェイミー・アンダーソンが、3位にはソチ五輪銀メダリストでもあるエンニ・ルカヤルビがそれぞれ入った。

可愛すぎると話題になったアンナ・ガッサーは、やはりXゲームで怪我をしたのか大事をとってキャンセルしている。

▼アンナは悪天候を揶揄してか、「私もヨーロピアンオープンでパウダーランしたかったわ」と、どこかで休息をとってるようすを公開した。


女子スロープスタイル決勝リザルト:
RANK BIB # NAME COUNTRY
1 9 PRIOR CHRISTY NZL
2 30 ANDERSON JAMIE USA
3 20 RUKAJARVI ENNI FIN
4 31 MAAS CHERYL NED
5 16 WALKER TY USA
6 26 NORENDAL SILJE NOR
7 18 FUJIMORI YUKA JPN
8 5 CANDRIAN SINA SUI
9 6 FULLER AIMEE GBR
10 12 KOENZ ELENA SUI
11 32 O´BRIEN SPENCER CAN
12 1 ONITSUKA MIYABI JPN
13 10 OSTGAARD BUAAS KJERSTI NOR
14 15 JENSON JESSIKA USA
15 11 LAROCHAIX THALIE FRA
16 3 ROFNER BIRGIT AUT

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