女子スロープスタイルで初優勝し、喜びを表す鬼塚雅(中央)=21日、オーストリア・クライシュベルク(EPA=時事)

21日、オーストリアのクライシュベルクにてスノーボード世界選手権の、男女スロープスタイルの準決勝と決勝が行われた。
6人によって行われた女子の決勝では、Burtonライダー 鬼塚雅が2本目に92・50ptの最高得点を叩き出し、女子唯一の90点台で見事初優勝した。

日本選手がスノーボード世界選手権で金メダルを獲得したのは、2009年大会の男子ハーフパイプで青野令が優勝して以来2人目となる。16歳3カ月での優勝は男女を通じて史上最年少。

「すごくうれしいが、他の選手も良かったので焦った。優勝したこともそうだけど、高い点数が出たことがうれしい。メンタルと技の完成度が上がったのは成長だと思う。3年後の五輪でもいい成績を残せるようにしたい。」と、鬼塚がコメントした。

鬼塚といえば熊本県出身の16歳で、現在は熊本・ルーテル学院高在学中の現役女子高生だ。5歳でスノーボードを始め、小学生の時から国内大会で活躍してきた。2013年にはサウスアメリカンカップで優勝し、2014年はケガの為にソチ五輪に選考されなかったが、その後のFIS全日本選手権では初優勝している。

>>〔写真特集〕女子スノーボード 鬼塚雅 | 時事ドットコム

2位には地元オーストリア出身で一際歓声が大きかったアンナ・ガッサーが入った。ビッグなライディングからは想像がつかないほどの美貌を持ち合わせ、facebookではファンページがあるなど“美人すぎるスノーボーダー”としてアイドル的な人気も誇っている。
一方、男子で準決勝に登場した稲村樹は、ビッグエアーからのランディングに手をついてしまうなど2本目に69.00ptで点数が伸びず6位となり、決勝に進める上位2名に入れずここで敗退した。予選からダイレクトに進んだ上位8名と、準決勝からの2名とで合計10名が決勝で争うルールとなっていた。

稲村は「Air + Style」での活躍が記憶に新しい稲村奎汰の兄で、THE SLOPE 2014では3位に入るなど弟と共に期待される大型アップカマーだ。

「(ジャンプ台の着地で)手を着いたのが悔しかった。初めての世界選手権はすごく楽しかった。」と稲村がコメントし、「Xゲームに出ている選手がいない中で勝てないと次が見えない。」と、結果に落胆した。

優勝したのはライアン・スタッセル、2位はルーペ・トンテリ、3位にはカイル・マックが入った。

ライアンはソチオリンピック スロープスタイルでは14位、2012年に全米選手権を制して以来3年ぶりの表彰台のトップに立った。

女子ファイナル リザルト:
Rank Athlete Country Results
1 ONITSUKA Miyabi JPN 92.50
2 GASSER Anna AUT 89.50
3 MEDLOVA Klaudia SVK 84.25
4 CANDRIAN Sina SUI 79.50
5 BLASMAN Jenna CAN 61.25
6 GYARMATI Anna HUN
7 PANCOCHOVA Sarka CZE
7 FULLER Aimee GBR 69.50
8 SUITIALA Ella FIN 34.50
9 SHORR Karly USA 21.00
10 JENSON Jessika USA 14.00

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男子ファイナル リザルト:
Rank Athlete Country Results
1 STASSEL Ryan USA 97.50
2 TONTERI Roope FIN 93.75
3 MACK Kyle USA 92.75
4 SHARPE Darcy CAN 90.75
5 BOESIGER Jonas SUI 84.00
6 CICCARELLI Michael CAN 82.25
7 NECAS Jan CZE 78.75
8 KUNDRATITZ Philipp AUT 72.50
9 HEDBERG Mans SWE 69.75
10 O CONNOR Seamus IRE 54.50
11 MATTSSON Niklas SWE 82.25

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(Photo Credit: 時事通信
(via:時事通信, FIS-Ski



▼優勝した鬼塚雅の決勝でのラン


▼『スッキリ!』で紹介


スロープスタイルのテレビ放送:1月21日(水)深夜1:00〜3:05

http://www.heavysnowker.com/archives/51952607.html

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