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危険!コース外滑走 県内でも死亡事故、スキー場側「ルール守って」

未整備の雪山をスキーやスノーボードで滑る「バックカントリー」の人気が全国的に高まり、県内のスキー場でもコース外を滑走する利用者が増え、スキー場関係者が頭を痛めている。
コース外は圧雪していないため雪崩などの危険があり、スキー場側は禁止している。今シーズン県内でも死亡事故が発生しており、スキー場関係者は「軽い気持ちでコース外に出ずに、ルールを守って滑ってほしい」と呼び掛けている。

今月1日、上山市の蔵王ライザスキー場から刈田岳付近にスキーに入った男性が下山中に道に迷い、翌日救助された。鶴岡市の湯殿山スキー場では先月23日、スノーボード講習に参加していた男性がコース外の新雪が積もった斜面で転倒し亡くなっている。

山形市の蔵王温泉スキー場はロープウエーの乗降場などに看板を立て、コース外滑走の禁止を周知している。同スキー場の蔵王スキーパトロール隊によると、5年ほど前からコース外滑走が目立ってきた。

蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅から、地蔵山や熊野岳方面に登ってゲレンデ裏側の山を利用したり、コース脇の林の中を滑ったりするケースがある。

同隊の中村和一隊長(44)はコース外滑走の危険性について「立ち木に衝突すると大けがにつながる。雪崩に巻き込まれることもある」と指摘する。昨年3月にはスノーボーダーがコース外で表層雪崩に巻き込まれ、頭や脚などを骨折している。

またコース外へ滑った跡が付くことで、他の利用者がコースと勘違いして入る心配もあるという。

一方、各スキー場は山全体を管理していないため、コース外への立ち入り禁止を強制することはできない。登山届を出し、十分な装備でガイドを付け、冬山登山に入る人もいる。

米沢市の天元台スキー場は「コース外滑走は禁止。それでも外に出る場合は自己責任としている。不十分な装備で、軽い気持ちで出ることはやめてほしい」と訴える。湯殿山スキー場も同様に「コース外は自己責任」としている。

西川町の月山では、ガイドの案内で圧雪車を使ったバックカントリーツアーがある。中村隊長は「バックカントリーを楽しみたい人は利用できる場所を使い、スキー場ではルールを守って安全に滑ってほしい」と話している。

山形新聞社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150116-00000334-yamagata-l06

(Photo Credit:Skiing Business

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