ウーベ・バイヤー氏

旭川市で来年2月28日、3月1日の2日間、スノーボードのワールドカップ(W杯)が開かれることが決まり、14年ぶりのW杯開催に地元が喜びに沸いている。

旭川開催は1999、2001年に続き3回目。今回は大回転と回転の2競技で、約120人の選手が参加する予定だ。
会場になるのは、同市神居町のサンタプレゼントパーク。国際スキー連盟レースディレクターのウーベ・バイヤー氏が今月8日に会場を視察し、開催にゴーサインを出した。

バイヤー氏はコースの一番上から斜面を下りながら「スタートからゴール地点が見えた方がいい」とスタート地点の変更を求めるなど、細かくアドバイス。約2時間かけて念入りにコースを調べた。「今後も継続して開催を」との提案もあったという。

今大会の誘致は、ソチ五輪スノーボード女子パラレル大回転で銀メダルを獲得した旭川市出身の竹内智香選手が、西川将人市長に会った際、W杯開催を要望したのがきっかけ。大会翌日の3月2日には、隣の東川町に選手を招待し、一般の参加も可能なレースを開催、子供たちへ実技指導する企画も進んでいる。

竹内選手は「私自身、旭川のW杯を見て楽しかったし、98年の長野五輪を見て五輪を目指すようになった。子供たちが新しい目標や夢を持ってくれればうれしい」と喜んだ。

今回の大会は、過去2回のW杯と違い、一般に人気があるハーフパイプがないが、観客は5千人は見込めると市はみている。旭川スキー連盟、旭川観光コンベンション協会の両会長を務める山下裕久さんは「競技の普及・育成効果がすごくある。冬場に落ち込む集客も期待できる。上川地域全体で盛り上げていきたい」と話している。
(朝日新聞)