<スノーボードW杯:札幌真駒内大会>◇最終日◇22日◇札幌・真駒内スキー場◇男女ハーフパイプ

男女のハーフパイプ(HP)を行い、女子で種目別トップの山岡聡子(アネックスク)が36・8点で2位に入った。
種目別ランキングで2位以下との差を広げ、26日からのW杯上越国際大会(新潟)で、
種目別優勝を決める可能性が出てきた。

男子は国母和宏(ミナミ)の5位が最高で、W杯初出場で15歳の渡部耕大(愛媛・久万中)が7位となった。

男子はアンティ・アウティ(フィンランド)が今季4勝目、
女子はハナ・ティター(米国)が同2勝目を挙げた。

女子初の快挙に王手!
女子ハーフパイプで、今季W杯2勝の山岡聡子(29=アネックスク)が、4戦連続表彰台となる2位に入った。


ダイナミックなエアを見せる山岡(撮影・黒川智章)

決勝1回目で5つの技を繰り出し、36・8の高得点をマーク。
優勝はハナ・ティター(米国)に譲ったが、安定した演技を披露し、種目別1位の座を守った。
次戦の上越国際大会(28日、新潟)で、スキーW杯で日本女子初の総合優勝を決める。

日本女子のエースから世界の女王へ。山岡が総合優勝を完全にとらえた。
国際スキー連盟が主管するW杯で、日本女子の種目別総合Vは前人未到。
「重要なタイトル。次は意識して臨みたい」。
総合首位の人間だけが着けるイエロービブスでの凱旋(がいせん)に、貫録すら漂っていた。

抜群の安定感だった。予選1回目を2番目の得点で突破。
優勝した17歳のティターら3人の10代を含む決勝メンバーに「おじけついちゃう」と話したが本音は違う。
難易度の高い技「バックサイド540(横1回転半)」を織り交ぜ2位。
「長く生きている分、精神的に強い」。
29歳の意地を4戦連続表彰台で示してみせた。

今季2戦を残し、次の上越国際大会での総合優勝確定が濃厚だ。
この日で山岡の今季W杯総得点は4060点。
2位マケナ(英国)が次戦は不参加予定で、3位オロフソン(スウェーデン)は2360点。
ランキング上位選手の兼ね合いはあるが、次戦で1000点が加わる優勝なら文句なしだ。

「自分の力を出せれば勝てる自信はある」。
自らレンタカーを運転して参加する「庶民派」が、五輪種目では複合の荻原健司以来、9年ぶり2人目の偉業に向かう。