第21回目を向かえるUS OPENは3月13日〜16日まで今年もバーモント州ストラットン・マウンテンにて行われた。



今年は何かが違っていた。
歴史が新記録で塗り替えられる瞬間を目にするっていうのに、
どれほどうんざりした目で観客達にこの大会が見つめられていたことか。

Burton、ストラットン、誰かライダー達にではなく、
大会がTVの生放送の為に製作されたことに腹立てていた。


Crowd.

コマーシャルの時になると、観衆はただじっと空っぽのパイプを見つめている状態。
スノーボードを見に来たのにこれじゃあまるでフットボールの試合だ。

これを活気付けるかのように騒いでる連中に対して、
少しでも盛り上がればと、さすがに組織委員は見て見ぬフリをしていた。

痛々しいほどスローな展開にも関わらず、ライダー達のライディングは素晴らしいものを見せてくれた。


Danny Kass.

ファイナルの1本目はノックダウン方式。
昨日のセミ・ファイナルから勝ち上がった1位とビリ、2位とビリ2といった感じに対決するトーナメント方式だ。
2本のベストランによってジャッジされ、最終的に3人のライダーがスーパーファイナルへと進む。
紛らわしい感じだけど、TV的には適しているのだろう。

男子ではミラクルが起こった。
Magnus Sterner(マグナス・ステルネル)、Steve Fisher(スティーブ・フィッシャー)を破って、
スーパーファイナルへと進出したのはを日本からの強力な14歳、国保和宏(Burton)だ!


Kazu Kokubo.

彼は紛れも無く今年のUS OPENのセンセーションを引き起こした。
現に彼の最後のランはどれくらい大きかっただろうかと後に全ての人々が語っていた程だった。
マックツイストや900、バックサイドエアーでのトゥイークなど全てのヒットがトリプルオーバーヘッドクラスの高さでメイクした。


Kazu Kokubo.

優勝には惜しくも届かなかったものの日本のカズは、
日本人で初のUS OPEN表彰台となる2位に上がり日本のスノーボードに新たなる歴史を作った。
さらに自己最高とも語るそのトリックの高さは評価され、ベストトリック賞を受賞した。

優勝したのはAndy Finch(アンディ・フィンチ)を破って勝ち進んだRoss Powers(ロス・パワーズ)だ。
マックツイスト、FS900、SW-マックツイストなどスムースに決めジャッジに好印象を与え見事勝利を手にした。

3位にはDanny Kass(ダニー・キャス)、Shaun White(ショーン・ホワイト)を破った
Daniel Franck(ダニエル・フランク)が入った。


Men's podium.

一方の女子ではVans Triple Crownで大活躍を見せたGretchen Bleiler(グレッチェン・ブレイラー)が、
ここでも絶好調なライディングを見せ勝利を手にした。

男子スーパーパイプResults 女子スーパーパイプResults
1. Ross Powers
2. Kazuhiro Kokubo
3. Daniel Franck
4. Steve Fisher
5. Shaun White
6. Andy Finch
7. Tyler Emond
8. Magnus Sterner
9. Lunn Halvor
10. Abram Teter
11. Vinzenz Lueps
12. Danny Kass
1. Gretchen Bleiler
2. Natasza Zurek
3. Hannah Teter
4. Kelly Clark
5. Tricia Byrnes
6. Stine Kjeldaas


「US OPEN 2003 Superpipe」 by US OPEN official site
Ross Powers - Halfpipe Finals Round of 3
Kazuhiro Kokubo - Halfpipe Finals Round of 3
Daniel Franck - Halfpipe Finals Round of 6
Ross Powers - Halfpipe Finals Round of 6
Kazuhiro Kokubo - Halfpipe Finals Round of 6
Shaun White - Halfpipe Finals Round of 12