9日午前9時ごろ、宮城県蔵王町遠刈田温泉のみやぎ蔵王えぼしスキー場(宮城蔵王観光経営)で、
スノーボードをしていた東京都足立区舎人3丁目、フリーター佐々木操代さん(25)が雪上車と衝突、
頭などを強く打って間もなく死亡した。

雪上車は、宮城蔵王観光の所有で、同社社員相原真さん(41)が運転し、ゲレンデ整備をしていた。

白石署の調べでは、現場は高原ゲレンデ内のスノーボード専用コースにあるジャンプ台(高さ約4m)付近。
上から滑走してきた佐々木さんが、雪面の凹凸を修復作業中だった雪上車にぶつかり、
雪を砕くロータリー部分に巻き込まれたらしい。

同署や宮城蔵王観光によると、同社が「ジャンプ台の着地点が荒れているので直してほしい」との依頼を利用客から受け、
雪上車が固まった雪を砕く作業を始めた直後に、事故が起きた。

えぼしスキー場では通常、営業時間内に雪上車を出動させる際は、利用客の進入を防ぐロープを張ったり、
見張りの職員を配置するなどの危険防止措置を講じる。
ところが、今回は、こうした対策をとらないまま作業を始めたという。

宮城蔵王観光の重岡昂社長は「佐々木さんのご冥福を祈り、ご遺族に心からお詫びしたい」と陳謝した上で、
「細心の注意を怠ったことに責任を感じている」と話している。

同社は9日開いた緊急会議で、今後は、雪上車によるゲレンデ整備作業を営業時間内に行わない方針を決めた。
天候などの関係でどうしても必要な場合には、見張りの職員の配置を徹底させるなどして再発防止に全力を挙げる方針という。
白石署は、スキー場側の安全管理に問題があったとみて、関係者らから詳しい事情を聴いている。