23日午前3時15分ごろ、長野県木島平村上木島のホテル「パノラマランド木島平」で、
ホテル内のらせん階段の手すりに上って滑り降りていた米国人男性のプロスノーボーダー、
ジェフリー・アンダーソンさん(23)が約15メートル下の床に転落。

頭などを強く打ち、病院に運ばれたが間もなく死亡した。
アンダーソンさんは、同ホテル近くの木島平スキー場で開催されているスノーボード大会の招待選手だった。

らせん階段滑り降りる 4階から15メートル下に
静まり返った深夜のホテルに「ドスン!」という大きな音が響いた。
フロントがある3階から駆けつけた警備員らが、転落したアンダーソンさんを発見。
慌てて119番したが、帰らぬ人となってしまった。

長野県警飯山署の調べでは、ホテル内のらせん階段は1階から6階までつながっている。
アンダーソンさんは5階から中腰の状態で滑り始めてから数秒後、4階でバランスを崩し、
内側の吹き抜け部分を1階フロアまで落ちたとみられる。
1階フロアの床は、コンクリートで出来ていた。

アンダーソンさんが招待されていたスノーボードの国際大会「スロープスタイル」は、
レール上をスノーボードで滑り降りるなど、派手な技を競い合う大会。
21日から3日間の開催予定で、アンダーソンさんは20日に来日し、同ホテルの6階に宿泊していたという。

同ホテルによると、22日午後9時から11時まで、大会関係者やファン約250人が集まり、
ホテル内でパーティーが開かれ、ビールなどのアルコールも出されたという。
アンダーソンさんはそこで酒を飲んだ後、さらに外出して酒を飲み、深夜に帰ってきた。

事故当時は5人ほどの友人と、階段の手すりを競技用のレールに見立てて遊んでいたという。
ホテル関係者は「手すりは高さが約1メートルあり、普通の人は上ろうなんて思わない。
背の高い外国人選手だからこそ、酔った勢いで上ってしまったのでは」と話している。

同ホテルには、昨年も同様の大会に参加する外国人選手団が宿泊。
酒を飲んで暴れた一部の選手に、テーブルを壊されるなどの被害に遭った。
今回はテーブル約80卓を壊されないように移動させ、選手団には大会実行委員会を通じ、
ホテル内で暴れないようにとの通達を出していたという。