赤いバンダナはふさわしいところに居た。
顔は隠され、アイデンティティは覆い隠され。
それでいて、でもミスは無かった。
心配しなくてもこの強盗は金を盗んだ訳では無いから大丈夫だ。

いや、こいつがShaun White(ショーン・ホワイト)だってのはハッキリとしている。
この少年の武器庫からのバカげた全ての銃で、2つ目の金メダルを手にしたのだ。


Shaun White.

その空飛ぶトマトは95.00ptを予選とファイナルとで2回叩き出した。
他のライダー達はこのポイントには歯が立たなかった。
彼のライディングはチャンネルギャップの57フィートオーバーFS720ステイル、FS720、Aフレームレールでの完璧な50-50からのノーズプレス、
cab900ステイルなどを含むトリッキーでスピードがあり素晴らしいものだった。

昨年はスーパーパイプ、スロープスタイルと共に銀メダルだったショーンは現在16歳。
2003年は歴史に残るWinter X-Gamesの優秀なフリースタイルコンペティターとなったのは明確だ。

「オレはいつもこのX-Gamesに出たかったし、良い成績を残したかったんだ。
それでこれはオレの年になったみたいだ。とっても嬉しいよ。」とショーンが語った。

2個の金メダルを獲得したショーンに続いたのはソルトレイクシティ冬季五輪の金メダリスト、Ross Powers(ロス・パワーズ)だ。
ロスもまた1998年度のWinter X-Gamesでスーパーパイプとスロープスタイルの両方で金メダルを獲得し、
Winter X-Games優秀アスリートとして名を連ねている。
残念な事に免許を持ってない為に賞品ジープ・ラングラー ルビコン をカリフォルニアのカールスバッドにある自宅まで乗って帰れなかった。
しかしながら他に賞金があった訳で。。。


Travis Rice.

君臨する昨年のスロープスタイル覇者Travis Rice(トラビス・ライス)は金メダルに向け、
多くの考えを持ちファイナルランへ挑んだ。
彼のファイナルはリードするショーン・ホワイトに挑戦状を叩きつけるかのようだった。
他のライダーがやらなかったジブとフラット越えでスピードをキープした。
チャンネルギャップ越えでのコークBS540、パワフルなBS540ロデオ、コークcab900でフィニッシュした。
ちょっとおかしな判断によりジャッジはトラビスに88.67ptを算出した。
スコアが発表されるとトラビスの喜びも束の間で、ジャッジへのブーイングへと変わった。


Jimi Tomer FS180s the channel gap.

Jimi Tomer(ジミ・トーマー)はWinter X-Gamesのルーキーとはいえジャッジからの視線は熱かった。
予選でスムースにコースをライディングすると91.00ptを叩き出しファイナルへと進んだ。
ファイナルで最初のライダーとなったヨニは全ての分野をフューチャーした。
テクニカルなレールさばき、ロデオ720、バックフリップ、チャンネルギャップ越えでのゆっくりで安定したFS180テールグラブ、
素晴らしいFS900などをメイクし、86.67ptのスコアで銅メダルを獲得した。


Matt Hammer.

2001年度のWinter X-Gamesスロープスタイル銅メダリストJussi Oksanen(ユシ・オクサネン)は、
カジュアルなスタイルとトリッキーなライディングで好転させた。
彼のファイナル2本目のランは3回の720°を含んでいた。
フロントサイドの1本、バタースイッチからのバックサイドの1本、トランジションのボトム近くでランディングした1本。
スコアは93.00ptを叩き出し2位に入った。


Jussi Oksanen.

「とても嬉しいね。このコースは滑ってて楽しかったよ。
最後のランでは金メダルを取りにベストを尽くしたけど惜しかったね。
ショーンに取られちゃったよ。あいつにはまったく驚かされるよ。」と銀メダルを家に持ち帰る事になったユシが語った。

誕生した2003年度Winter X-Games新チャンピオン、ショーン・ホワイト。
「ウワ〜ン」とショーンはママの肩で大きく嬉し泣きをした。
「ウワ〜ン」とショーンはファンへのポスターに書いた。
「ウワ〜ン」と再び、ライディングがとてもスムースで落ち着いて見えたけどどうだった?と尋ねられたときに。
「わからないよ。ただここで仲間みんなと楽しい時間を過ごしただけだよ。」


Shaun White.

一方の女子では不運続きだった。
男子の部によって時間が押してしまった為に予選は無し、
さらに悪天候に見舞われ、たった1本のランでファイナルが争われたのだ。

Jonnel Janewicz(ジョネル・ジェーンヴィチ)は1本のランで40.33ptだった。
「やってられないわ。私達は来年も招待されるべきでしょ。
それか仕切り直しか、賞金をみんなで割るか。
それにTara Dakides(タラ・ダキデス)だって去年2本目のランが無かったら金メダル取れてなかったでしょ。」とジョネルが語った。

彼女の主張に他のライダー達も賛成だった。
2インチの雪はベタベタでスピードを殺し、視界はゼロ。


Janne Meyen.

1本目が終わると競技委員会はコンテストを中止したが、ライダー達はそれに抗議した。
Hana Beaman(ハナ・ビーマン)による委員会との長い抗議の後、
ライダー達はもう1本滑れることになった。

しかしこの時点でコースは雪によってさらに難しい状態となっていた。
ライダー達は2本目を滑ることが出来ず、ここで正式に終了となったのだ。

「やってられない。」とハナが語った。
彼女はラッキーにも悪天候になる前にFS360、BS360などを含むランで87.33ptを叩き出し2位に入っていた。

「これは残酷なコンテストね。銀メダルはとても嬉しいわ。
でも悪天候になる前のおいしいライディングでそんなのもらったってマヌケじゃん。
みんなは私のせいじゃないってわかってるけど、でも私は不愉快だわ。」とハナが続けた。


congratulation!?

Lindsey Jacobellis(リンジー・ジャコベリス)はトランスファーギャップジャンプやBS360を含む82.33ptで銅メダルを、
2002年度の銀メダリストJanna Meyen(ジャンナ・マイエン)はBS360インディグラブなどで92.00ptを叩き出し金メダルを獲得した。

「女子はいつだって不当な扱い受けるわ。女の子だからって誰が気にするのよ?
でも私達はそれに従わなくちゃいけないの。そしてそれは私達をよりタフにするわ。」とハナが語った。

男子スロープスタイルResults 女子スロープスタイルResults
1. Shaun White 95.00
2. Jussi Oksanen 93.00
3. Jimi Tomer 89.67
4. Travis Rice 88.67
5. Marc Frank Montoya 86.67
6. Matt Hammer 81.33
7. Travis Williams 75.00
8. Jeff Anderson 73.67
9. Josh Feliciano 72.33
10. Rahm Klampert 70.67
1. Janna Meyen 92.00
2. Hana Beaman 87.33
3. Lindsey Jacobellis 82.33
4. Anne Molin Kongsgaard 82.00
5. Jessica Dalpiaz 81.67
6. Megan Pischke 80.00
7. Torah Bright 79.00
8. Hannah Teter 78.67
9. Emily Thomas 77.67
10. Kim Bohnsack 76.00
11. Katrina Voutilainen 75.33
12. Natasza Zurek 75.00
13. Jaime MacLeod 73.00
14. Ming Kao 70.67
15. Dresden Howell 63.67
16. Marni Yamada 59.33
17. Jonnel Janewicz 40.33
18. Annie Boulanger 36.67
19. Line Oestvold 35.00