八幡平市の安比高原スキー場入り口付近に、同スキー場の開発などを手掛けたリクルートの創業者、江副浩正さん=享年(76)=の記念碑建設が進められている。

ほれ込んだ安比の地で晩年を過ごしたいと考え、準備も進めていたという江副さんの遺志を、東京都在住の次女敬子(たかね)さん(43)が私費を投じて形にする。
記念碑は、表面を凸凹に仕上げた1メートル四方のインド産花こう岩を組み合わせた約6メートルの角柱形。学生時代から美術を学び、イタリアなど海外でも活躍する敬子さんがデザインした。

同スキー場は1981年に開業し、国内有数のスキー場に成長。シーズンには多くスキーやスノーボードの観光客で賑わうようになった。出稼ぎが多かった地域に雇用を生み出し、地元産品の消費の場も創出した。

敬子さんによると、江副さんは昨年安比でスキーを楽しんだ後、東京駅で倒れたことが亡くなる原因となった。江副さんは安比や本県の発展を望んでいたという。

敬子さんは「(父の)慰霊碑にとどまらず、地域の発展に貢献できれば」と新名所となることを期待する。記念碑は8月下旬ごろ完成、9月下旬に除幕式と披露パーティーを予定している。
(岩手日報)