現地時間2月11日(月)ソルトレイクシティー冬季オリンピックの男子ハーフパイプが行われた。
長野オリンピック金メダリストのジアン・シメン、カナダのマイク・マイケルチャックらも予選敗退している。

予選から勝ち残った12名の選手達が決勝へと駒を進めた。
日本の期待の星、17歳の中井孝治がサトゥフリップ900を決めて見事6位で予選通過している。


Heikki Sorsa.

昨シーズンにクォーターパイプで8.7メーターの高さを出し、インゲマー・バックマンの持つ記録を塗り替え、
世界記録保持者となっているフィンランドのヒッキー・ソーサはモヒカン頭で登場し、予選を1位で通過した。
(世界記録を塗り替えたThe Arctic ChallengeのNEWSはこちらへ)
決勝1本目には惜しくも最後に転んでしまったものの、2本目に高さとキレがある720、トゥイーク、
マックツイストなどを決めてきたが、残念ながらポイントが今ひとつ伸びなかった。


Daniel Franck.

長野オリンピック銀メダリスト、巨匠ダニエル・フランクは予選を3位で通過したものの、
マックツイスト、720、900と決めてきたが高さがいま一つだった為、思わぬ結果となった。


Trevor Andrew.

ヘッドフォーンがすっかりイメージとして定着したカナダのトレヴァー・アンドリューは、
得意のビッグマックをファーストヒットに持ってくるが、ルーティンの最後に入れてきたハーコン900を
2本とも完全にメイクする事が出来なかった。

今シーズン絶好調だったアメリカのトミー・シェシーンは720、1080 to 900と凄まじいルーティンで攻めてきた。
しかし意外にもポイントが伸びず、これには本人も納得のいかない様子。

スピントリックを得意とするフィンランドのマルック・コスキーは高さと大きさのあるロデオフリップ、1080などを決めてきた。
しかしルーティンの最後にもう一度ダブルで入れてきた1080をメイクする事ができなかった。


Takaharu Nakai.

世界のトップライダー達が集まったこの大舞台で一歩も引かず、それどころか存在を脅かしていたのは、
北海道出身17歳、日本の中井孝治(Infinity Snowboards)だった。
誰よりも高いエアーをと決めた中井の1本目には、高さのジャッジポイントが10点満点をマークするほどだ。
高さだけではダメだと2本目には技の完成度を上げて、アッパーデッキ、サトゥフリップ、ダブルグラブ、サトゥ900と決めて、
メダルには惜しくも届かなかったものの5位入賞と大健闘をした。


Ross Powers.

結果、この大舞台を制したのは長野オリンピック銅メダリスト、ロス・パワーズだ。
1本目に高さと、スピード、大きさ、キレのあるマックツイスト、720 to 720、スイッチマックツイストなどを完璧にメイクし、
最高得点46.1ptを叩き出し見事金メダルを手にした。


Danny Kass.

銀メダルを手にしたのは昨シーズンにメキメキと頭角を表した19歳ダニー・キャス。
720 to 1080、900などと得意のローテーションをベースに攻めてきた。


JJ Thomas.

続いて銅メダルを手にしたのは最後にUSAオリンピックチーム入りをしたJJ・トーマスだ。
1本目にはバランスを崩してポイントが伸びなかったものの、2本目には得意とする高さのあるエアーに、
マックツイスト、スイッチマックツイスト、900などをしっかりと決めてきた。

結局、予選では9位・8位・7位通過だったアメリカの3名にメダルと表彰台を独占され、
強さを見せ付けられてしまった。


Giacomo Kratter.

それとこの日もう一人忘れてはいけないのがイタリアのニューアップカマー、ジャコモ・クラッターだ。
スイッチハーコン、インディ、ロデオ720、そして唯一のハーコン1080などを完璧にメイクして会場を沸かした。
これには現時点でトップに位置するロス・パワーズも苦笑いで拍手を送っていた。
しかし、ポイントの方は思ったほど伸びず0.1pt差でメダルにも届かない悔しい結果となった。

FINAL OFFICIAL RESULT
RANK NATION
NAME RUN 1 RUN 2 BEST
Gold medal USA Ross Powers 46.1 32.0 46.1
Silver medal USA Danny Kass 42.5 41.5 42.5
Bronze medal USA JJ Thomas 33.2 42.1 42.1
4 ITA Giacomo Kratter 34.9 42.0 42.0
5 JPN 中井孝治 38.3 40.7 40.7
6 USA Tommy Czeschin 40.6 40.5 40.6
7 FIN Heikki Sorsa 36.8 40.4 40.4
8 FIN Markku Koski 39.0 25.4 39.0
9 CAN Trevor Andrew 30.3 38.6 38.6
10 NOR Daniel Franck 29.2 37.4 37.4
11 SWE Magnus Sterner 36.6 17.9 36.6
12 GER Jan Michaelis DNS 0.2 0.2

QUALIFICATION OFFICIAL RESULT
RANK NATION NAME SCORE
13 SUI Therry Brunner 37.7
14 NOR Kim Christiansen 37.0
15 SUI Marcel Hitz 35.9
16 FIN Risto Mattila 34.3
17 Marek Sasiadek 34.0
18 SUI Gian Simmen 33.5
19 JPN 村上大輔 32.7
20 GER Xaver Hoffmann 32.6
21 Sebastien Vassoney 32.1
22 CAN Brett Carpentier 31.6
23 Iker Fernandez 31.1
24 SWE Stefan Karlsson 30.4
25 SWE Tomas Johansson 30.1
26 Daniel Migneault 28.7
27 Mike Michalchuk 28.6
28 Jonathan Collomb-Patton 28.5
29 宮脇健太郎 27.0
30 Tuomo Ojala 23.3
31 Halvor Skramstad Lunn 21.7
32 Daniel Tyrkas 21.4
33 Mathieu Justafre 12.2
Espen Arvesen DNS

2002 Salt Lake Olympic公式サイトは www.saltlake2002.com まで。