男子ハーフパイプで5位に入賞した中井孝治(17=青森山田高)が決勝から一夜明けた12日(日本時間13日)、
初めて「疑惑の採点」に対する思いを口にした。
「優勝したロス・パワーズ(米国)は確かに点数の出る滑りをしていたが、2、3位の選手の得点には納得がいかない。
僕以外にも不当に得点が抑えられた選手がいる」。
競技終了後に無言で会場を後にして、宿舎で決勝のビデオを何度も見返した。
勝負をかけた2度の回転系トリックでノーミス。頭の中ではじき出した点数とあまりにもかけ離れていた。

「(5位入賞は)普通に考えたらうれしいが、あの審判員では喜べない。審判員にとっては1日のことかもしれないが、
僕らにとっては4年に1回。ひどすぎる」。

中井は16歳だった昨季、W杯で2度3位に入り、プロに転向した。
ボード、ウエアなど、5社との契約で約500万円を稼ぐ。プロとしてのプライドが、不当なジャッジを許せなかった。

 国際スキー連盟主催のW杯には魅力を感じないという。
「しばらくW杯はお休み。また2年くらいして、五輪に向けてやる気になるかもしれないが、今は考えられない」。
五輪後の3月1日から札幌で開催するW杯はキャンセル、プロ活動を中心にしていくことを明らかにした。
(2/14日刊スポーツより)