小賀坂スキー製作所(長野市)は、2005−06年シーズンのスキー板の北米向け輸出を、前シーズンの2倍の800台に拡大する。国内の販売が伸び悩む中、スキー人気が根強い北米でブランドイメージを高め、販路拡大につなげる狙い。5年後をめどに2000台の輸出を目指す。

 同社は03年11月に米国北東部のボストン近郊に販売会社「オガサカスキーノースアメリカ」を設立。04−05年シーズンは、4人の販売代理人と契約し、米国東海岸沿岸やカナダのスキー用品店などに約400台を販売した。今年からは営業地域を西海岸沿岸にも拡大する。

 小賀坂道邦社長は「北米ではクロスカントリーなどゲレンデ外でスキーを楽しむことが多い」とし、新雪でも沈みにくく、長距離をゆったり滑ることができる幅の広いスキー板の新商品を開発し、新たに売り込む方針だ。

 同社のスキー板は、芯材に合成樹脂ではなく、木材を使用。価格は樹脂製に比べ5、6割高いが、操作性で上回るという。これまで、北米各地のスキー場で開かれた試乗会に積極的に出品し、小賀坂社長は「熟練者を中心に当社の品質の高さが次第に評価されてきた」としている。

 バブル期以降、国内のスキー人口は低迷しているが、北米は依然人気が高い。同社は国内のみで販売してきたが、低価格商品を売り込む欧米のスキー板メーカーに対抗するブランド力をつけ、海外の販路も確保しようと、03年冬から北米に輸出している。

 同社の04年3月期の連結売上高は約30億円、05年3月期は「スノーボードが伸び悩み、前年よりもわずかに減る見込み」(小賀坂社長)という。